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【モテテクで道徳授業】

今日は中1、道徳の授業での実践報告です。

道徳の授業で、『"愛情貯金"始めませんか』という教材を扱いました。
エレベーターで少女と乗り合わせた筆者が、少女から「こんにちは」と挨拶をされたことから、改めてあいさつの意味を考え直すというストーリーの題材です。
ここでいう「愛情貯金」とは「言葉のスキンシップで受ける心の温かさ」を指しています。

今回は発問だらけの授業をしてみました。

まず導入の発問。「小学校の時から『挨拶は大事だ』って言われてきたと思うけど、そもそも挨拶って何で大事なの?」と問いました。
生徒の回答👦🧒
・その日を一日良い気持ちで過ごせるから
・自分も相手も嬉しいから
・挨拶されないと自分の存在が認識されてない感じがする
などなど。

その他様々な発問と意見交換をして考えを深めて、メインの発問です。
どうしたら愛情貯金(コミュニケーションによる心の温かさ)が貯まるだろうか?」という発問をしました。

ヒントがないと難しいかなと思ったので、私から2つ例を挙げました。
👩‍🏫「いつも廊下ですれ違うと『あー!宮崎先生ー!』って声をかけてくれる先輩がいるんだけどさ、あれは嬉しいね(笑)名前呼ばれるのって思いのほか嬉しいんだなって。あれは愛情貯金貯まりますね〜。」

続けて、👩‍🏫「あと、ささいな変化に気づいてもらえるのも愛情貯金貯まりますね。髪切ったときに気づいてもらえるのとかさ、嬉しいですね。男子!!!ここメモとっとけよ!!!」
(「ウッス!!」と言いながら前のめりでメモを取るジェスチャーしてくれる男子生徒たちありがとう笑)

👩‍🏫「よーしじゃあ、愛情貯金が貯まる行動や声かけを考えてみましょう。」とブレストを始めました。

色んな意見が出るので、それに対して一言ずつ拾っていきました。すると、とあるグループの回答に「ポジティブ」という意見が出ました。

それに対する私の返し。
「ポジティブな言動が愛情貯金を貯めるかぁ。なるほどね。ちょっと私の話していい?
昨日の夜、先輩ご夫婦とご飯に行ってきたんだけどさ。奥さんに『旦那さんのどんなところが好きなんですか?』って聞いたら、『何事も前向きに捉えるところ』って言ってたんですよ。
そんな話をした後、私が間違って同じ料理を2回注文しちゃったんだけどさ。『うわー、さっきと同じの頼んじゃった…すみません😭!!!』って謝ったら、
旦那さんが『さっき半分しか食べられなかったし、これ美味しかったからもう一個食べれてよかったよ!ありがとう!』って言ってくれたのね、、、
で、奥さんと私、『こういうところ〜!!!』」

という話をしたところ、クラスの男子が「うおおおー!!!」となってました笑
私の実話からモテる男の要素を感じて、"ポジティブ"という言葉が具体化されたみたいです。

「挨拶をしましょう」「愛情貯金を貯めましょう」という言葉よりも、「店員さんにありがとう言える人って素敵だよね」「〇〇のそういうところ、いいとこだよね!」という言葉のほうが中学生の彼らには響くのだと思いました。いや、大人になっても響きますね笑