赤穂御崎の朝 短歌
晴れた穏やかな日の朝
海辺をゆっくり歩きます。
お日様がある角度にたどりついたら
とたんにシャンパンの泡のように小さな光が水面に弾けます。
さらにお日様が高い角度に這い上がったら
海に色が無くなります 白なのか青なのか灰なのか黒なのか
なんとも言えない ベターっとした波のない海。
景色が呼び起こす感傷とはお構いなしに
海で暮らす人は日々の営みを繰り返します。
そして、景色の中に人が居る景色がさらなる何かを。
銀箔を 蒔いて散らした わだつみに
点となり居る 海人の釣舟
瀬戸内の 鏡の海を切り裂いて
漁り場目指す 海人の釣舟
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