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四時四十四分に目が覚めた。カーテンを開けて窓も開け放つと、ひんやりとした空気が入ってきた…
自分を取り戻して、自分の核、コアを思い出す瞬間。それは読んでいるときにやって来ることが多…
朝日に向かって歩いていたら、白っぽく靄がかったようなひかりの中に、蓮畑を見た。その場所だ…
台所に置いていた桃は、時折ふわっと甘やかに香った。皮をむくと、その香りがなくなってしまう…
「色は人を後押しする」 佐伯一麦さんの小説の中で出会ったことば。草木染めの媒染という工程…
寄り添うムクゲ。ふたごみたい。空はとっても晴れていて、でも入道雲は見えなかった。雲の粒子…