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今週の記録(2022/3/1-2022/3/6)

2022年3月1日。
私は約2年半ぶりに、新入社員という生き物になった。

職業webライター。といえば聞こえはいいけれど、いまのところOff-JTしかしていないので、そんなに堂々と喧伝できることじゃない。
その研修もまだ赤を入れてもらうとかのレベルでさえなく、とにかくトンマナを身体に染み込ませつつ、書いて書いて書いてFBもらってまた書いて書いて……といった調子だ。

いままで自己流で、好きなことだけを書いてきた(本好きなので、読書感想文さえ遊びみたいなものだった)。その癖を矯正し、ちゃんと構成を整え、お題に合わせてひたすら書き続ける。けっこうな衝撃だった。わかって入社したとはいえ。

日本語を操る快感がほしいとかいうふわふわした願望は、現実の前ではほんとうにふわふわだった。無力。どうにか意味が伝わる文章を、レギュレーションからはみ出さないように書き上げるだけで精いっぱい。操るどころか言葉の海に溺れている。
自分の書いたものを先輩にリライトしていただいたことがあったが、当然ながらひとめ見て力量の差が歴然だった。断崖絶壁を真下から見上げている気分。データを送ってもらったので、ありがたくパクらせていただく。

それから初めて知ったことだが、体力勝負だわ、この仕事。会社員なので、1日8時間の労働時間プラス残業約1時間。朝は遅いし適宜休憩をとってよいとはいえ、この時間をすべて書くことに充てるのは、なんていうか、あの、きちぃ。肩凝りと眼精疲労と脳の疲労がHPをガリガリ削ってくる。
しかも職場までがなんと片道1時間半。これもあらかじめわかっていたことだし、私自身あまり通勤時間に苦を感じないタチではあるが、家に帰って22時半を回っていたりするとやっぱりなんだかがっくりくる。


……やばい。ウィークリーログのはずだったが、ただの愚痴日記になってる。

ぐだぐだ言ったが、辞めるつもりも折れる気配もない。幸いにして、チームの先輩も上司も優しくていい人ばっかりだ。なによりも、書くことを仕事にするという到底叶わないと思っていた夢がいま目の前にある。
せっかく掴んだライターという職の尻尾に、意地でも齧り付いていく。

2022/3/5 春一番のとどろきを聞きながら

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