握力トレーニング第一の壁「セットクローズ」(解説動画付き)
みなさんこんにちは。
everyday 握力ですか。
私はeverytime 握力です。
さて今回は、本格的に握力を鍛え始めた人のほぼ全員が躓き、そして永遠の研究課題となるセットクローズについての解説と、私なりの考えを書いていこうと思います。
「セット時にハンドルがどうしてもズレる」
「セットする時の押し込みの力が足りないから三本の指で深く巻き込んでいけない」
などなど...。
鍛え始めの頃にどうしても上手くいかない、ていうかそもそも上手くいく感覚が分からんといった方を対象とした記事になりますので、そういった方は是非とも今回の記事で悩みを解決して頂いて、今後の握力人生における近道をしちゃいましょう。
ちなみに年単位で握力を鍛えている方はそれぞれ自分のポジション探しをされていると思いますので、参考にならないかもしれません。
この記事はセットクローズを教えるための教科書くらいの気合で書きます。
それでは、始めていきましょうか。
2020.8.30 追記
この記事を購入していただいた方限定で視聴できる解説、補足動画を制作しました。
この記事の最後にURLを貼っておきますので、是非ともご活用ください。
そしてそれに伴い、この記事を値上げさせていただきますことをご理解ください。
セットクローズとは
まず、そもそもセットクローズとはなんなのか。
握力を鍛え始めてから初めて知るという方が大半かと思われます。
ざっくり言うと
補助をしながらハンドグリッパーを目的の幅まで縮めて、そこからクローズする
というものです。
まともに握力トレーニングをした事がない人からすれば
「いや、ズルすんなよw」
と言われてしまいそうな動きですが、握力トレーニングにおいてはこれが基礎の基礎になっています。
効率良く握力を向上させたいのであれば必ず習得しましょう。
何故、セットクローズをするのか
この記事を読んで頂けた方の大半は冒頭でも書いた通り、
「セット時にハンドルがどうしてもズレる」
「セットする時の押し込みの力が足りないから三本の指で深く巻き込んでいけない」
「自分のやっている事が本当に正しいのか分からない」
という思いを持っている事でしょう。
では、
「何故セットクローズをするのか」
「セットする事で何故、多少閉じやすくなるのか」
を考えた事はありますか?
いくつか画像をご用意しましたので、こちらをご覧下さい。
これは指の巻き込み具合によって「握る」という動作の力の向きがどう変化するかを示したものです。
そして同時に、握る動作において最も手が力を発揮しやすい力の向きでもあります。
ここで一度セットクローズをする理由の解説を止めて次の項に移りますが、また後の項で話が繋がってきますので、この事を覚えておいてくださいね。
セットからクローズまでの流れ
ここで今一度、改めてセットクローズの流れを確認しておきましょう。
手のひらにセット。
サポートしながら縮めていく。
クローズ。
親指側のハンドル位置の理由
さて、2つ前の項で解説していたセットクローズをする理由について、ここでまた再開していきます。
指の巻き込み具合によって発揮しやすい力の向きが変わるということについてはご理解頂けたと思いますが、次はどうすればこれを上手く使えるのか、という事を考えなくてはなりません。
さあ、ここで重要になってくるのが親指側のハンドル位置なんです。
本格的に握力トレーニングをした事のない人にハンドグリッパーを握らせてみると、こういった持ち方をして親指側のハンドル位置が、親指側に流れてしまっています。
もしかしたらあなたもそうかもしれません。
正しい位置と見比べてみましょう。
一般的な持ち方。
握力トレーニーの持ち方。
親指側に流れてしまうことで何がいけないのか。
それは2つ前の項で解説した力の向きを思い出すと見えてくるはずです。
これも百聞は一見にしかず。
実際に見比べてみましょう。
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