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再婚をしない理由・第一章/第二章

はじめに。

世間にはたくさんの夫婦、
家族の形がある。

両親が揃ってて仲良の良い家庭、
悪い家庭、ひとり親と様々。

この記事でもう一度、自分の幸せ、
子供の幸せ、家族の幸せについて
考える機会になることを願っています。


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たくさんの作品の中からココに
立ち寄っていただきありがとうございます。

普段は、X(旧:Twitter)で
自分の経験や思ったことを
誰かのお役に立ちたいと真剣に考えて
ポストしています。

あとは何よりフフフと笑ってもらいたくて
X(旧:Twitter)では過ごしています。

そんな中。

日々のポストでは
書ききれなかった深い背景を
noteに書いてみようと思いました。

これが私のnoteでの処女作になります。



第一章



どうも、シングルマザーさせていただいています。
改めましてA子と申します。

現在、中学生の娘がいます。
アラフォーです。


最近では、様々な場面で…
「再婚しないの?」と聞かれます。

「再婚は考えていない」と
言うと、ほとんどの人が

「もったいない」
「今が一番若いのに」
「恋愛はした方がいい」
「ステキな人見つけたらいいのに」と
再婚を勧められることが多いです。

再婚をしない表向きの理由。


私の母親が「オトコ」を連れてきた経験があるから。
あの時の、あの思い、娘にはさせたくない。



A子、中学1年。13歳。母子家庭。
母から「好きな人がいるんだけど一緒に暮らしてもいいか」と
ある日、突然言われた。

まだ13歳だった私は、単純に。純粋に。
母が好きな人と一緒に暮らすことで、喜ぶならと
快く「もちろん。いいよ」と答えた。

それから1ヶ月も経たずにオトコ(Tさん)はやってきた。
初対面の時は、ギコチなく緊張もしたが
Tさんは、冗談も言ってきて、優しそうな人だった。

何より、母がTさんと一緒に居られることが、
嬉しそうだった。それを見て、私も嬉しかった。

母と私の暮らせるギリギリの広さの部屋に
男性が加わり、より狭さを感じた。


布団2枚も敷けば足の踏み場もないような狭さだった。
不自由をしてた記憶はあまりないが
決して裕福でもなく、どっちかと言うと貧乏に近い生活だったと思う。

今思えば、そんな狭い部屋に
私が居ることで、イチャつくこともできずにいたんだろうと
想像はできる。

今なら気を利かせて席を外すとか
「ふたりで、でかけておいでよ」なんて言えたと思う。

でも、当時ワタシは13歳。
わかるわけもなく。
ある日、どこに行くとも告げられず私ひとり留守番で
ふたりで楽しそうに出掛けていった。

ふたりで買い物かな?
ふたりでしか行けないところのなのかな?
好き同士だし、デートかな。
私が居たら邪魔だったのかな。と考えていた。

ひとりの時間はとても長くモヤモヤとしていた。

「遅くなってごめんね~」と帰ってきたふたりに
きっと「あ。うん。全然いいよ」と返事していたに違いない。

でも、本当はとても嫌だったと思う。

その後も”ふたりで”お出かけの日は
度々あり、毎回私だけ仲間外れ。

ココロに、紙でシュッっと切った様な
小さくて痛いキズが、たくさん増えていった。


突然、現れた「オトコ」に母が取られた。


私の。ワタシだけの母。
生まれてから13年ずっとそばにいてくれた母。

この日まで決して平和ではなかった毎日を。
なにも見てない、なにも知らないのに。
私が、母の一番の味方だったはずなのに。

突然、オトコが現れた。

この「オトコ」よりもワタシの方が
永く母と一緒にいるのに、いとも簡単に横取りをされた。

母の顔が薄れ。オンナの顔が増えた。

母の優しい笑顔は、私に向けられることはなく
むしろ叱られることが多くなった。

何で怒られたのかハッキリは覚えていないけど
食器を洗ってないとか、勉強をしてないとか。
習い事をさぼった。とか。
帰りが遅かったとか、だった気がする。

時には、母だけじゃなく
Tさんからも叱られた。

「あなたからも何か言って」と母が言う。
Tさんが、もっともらしい正論で物申す。

全然、内容なんて入ってきてなかったと思う。
記憶にあるのは、叱られてる間
足をくずす事を許されなかった為に
足が痛くてたまらなかった記憶。と。

ワタシは
「なぜアナタから叱られなければならないのか」
と思っていた。

父親でもないクセに。


そんな感情を私は娘に、抱かせたくない。

どんなに一緒に過ごす男性が、ステキであっても。
ウチに来た「オトコ」が、Tさんじゃなかったとしても。

それでも、13歳のワタシは
「父親でもないクセに」と思うことを
止められなかったと思う。

これが、表向きの理由。

そして、裏の本当の理由が…


第二章へ。


ここからは
かなり重たい内容になります。

感情移入しやすい人や
常識外のことに免疫のない方は読まない方がいいと思います。

かなり赤裸々なノンフィクションな内容です。



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