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第五章 17歳 表と裏


どうせ、
この汚れた身体の使い道なんてないんだ。

いいように道具にされ、
愛されることなんてないんだと。
そう思っていた。

胸があり、穴があれば、
なんだっていいんでしょう。

そんな風に17歳の私は
同世代の女子よりも、冷たく世の中を見ていた。

好きになったって、この恋は叶わない。
大事な心も、身体も守りきれなかった。


誰にも言えない秘密を抱え、
私はさらに、汚していった。


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