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頭では分かっているのにできないことってありませんか?

・夫や彼氏に言いたいことがあるのに、顔色を見て言いたい事がわからなくなる
・離婚したくて経済力もあるのに離婚することが怖い
・お金が無くなるのが怖くて自己投資できない
・人前で話すのが苦手
・転職(独立)したくて、スキルもあるのに勇気が出ない
・なぜか、相手がいる人ばかり好きになってしまう
・やりたいことより、できそうなことを選んでしまう
etc…

一見全く無関係に見えるこれらの悩み、
実は同じ原因から引き起こされているとしたらどう思いますか?
これって全部、
「分かっているのに行動出来ない」または
「分かっているのになぜかまたやっちゃう」のどちらかではないですか?

つまり、頭では分かっているのに、
自動的に「負の感情」「恐れ」が適切な行動にストップをかけている
または不適切な行動を引き起こしてしまう
ということが原因なのです。

「怖い」と感じる時に起きていること

私たちの行動に制限をかけてくる「恐れと不安」。
恐怖・不安の正体って何でしょう?
恐怖を感じている時、一体何が起きているのでしょう?

「怖い」と感じる時、私たちは頭で恐怖を認識していると思っていますが、
実は、脳の一部の扁桃体という部分が自動反応しているだけな場合があります。

扁桃体は火災報知器のようなもの

「扁桃体」とは、情動(感情)に関する大脳辺縁系の要素の一つで、生命にかかわる危険性を瞬時に評価し、危険を知らせる警報アラームのような役割をしています。
主に「恐怖や不安」といったマイナスの感情に深く関わっています。

ここで大事なことは、
不安や恐怖という感情を自分が選択したから扁桃体が活性しているのではないということ。
扁桃体が活性化すると、「不安や恐怖に対処せよ」、という指令が視床下部に伝達され、副腎からコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのストレス物質がドバドバ分泌されます。
心拍数は上がり、血圧は上がり(または下がり)、筋肉は硬直し、口は乾燥します。
そしてその反応の結果として、嫌な身体感覚(ドキドキする、苦しい)が起きます。

その身体の感覚を、私たちは「不安・恐怖」と解釈しているってことなんです。

この反応はわたしたちの生命をまもる「生存本能」から来ているので、とても強力。
そしてほぼ自動で起こり、意志の力で簡単には制御できないのです。

危険やリスクを察知して、生命を守るために、警報器はとても大事です。
でも本当は危なくない場面でアラームが鳴り続けたら??
困ったことになりそうですよね。

あなたの警報器、無駄になり続けていませんか?
(その2に続く)


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