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自分軸を明確にして、より良いキャリア選択をしよう!

こちらは、TECHPLAY女子部 advent calendar 2019 8日目の記事です。
昨日は、かとりえさんが「2019年 子育て中の私が利用したおすすめサービスまとめ」について書きました。家事代行サービス気になるので私も年末の掃除で使ってみようかなと思います!

私は今年転職してインフラエンジニアからSREに転向しました。
タイトル通り、自分軸を先に明確してから転職活動を始めたことによって、満足度の高い転職ができたと感じています。そこで、転職活動する上でやってよかったことをまとめました。誰かの役に立ててれば幸いです...!

直近の就職活動の振り返りをする

そもそも自分軸を明確にすることをまずきちんとやろうと思った理由は、3年前の初めての就職活動で周りに惑わされて必要以上に焦ったりキラキラ感だしていたりと、自分軸がぶれてしまっていたという反省点があったからです。

自分軸が定まっていない中で就職活動をしていると、集団面接やグループディスカッションで周りの勢いに押されて無駄にポジティブなキャラクターを演じ、キラキラした学生感を出してみたり(?)、数打てば当たる戦法に走って、それにより準備不足に陥って面接で撃沈したりと負のループに陥ってしまいました。

このような背景もあり、今回の転職活動では「自分軸を先に明確にすることを優先する」「準備は念入りに」「焦らない」の3点を重きに置いていました。就職活動の反省を活かせたのも、自分が納得のいく転職に繋がったのかなと思います。

現状の不満と理想を正直に書きだしカテゴリ分けする

転職を考えるとき、現職では自分が理想とするキャリアから遠回りになっていたり、やりたいことができていないなど何かしら不満があるかと思います。不満が溜まっている状況だと、自分が仕事をする上で何を大事にしているのか分からなくなり、給与が低いなど目下の分かりやすいものが満たされていないからだと考えがちになりませんか。(私はそうでした)

そんなときにやってよかったのは、「自分が現状抱えている不満や欲望をありのまま書きだし、それらのカテゴリ分けする」ことです。まずは自分自身が何に不満を感じているのか把握するためにこの作業を行うので、取り繕わず思っていることを全て書きだしましょう。(ささいな不満でも全然OK!)不満を書き出したら同様に自分が求める理想を書き出しましょう。私は、Googleドキュメントに箇条書きでひたすら書き出しました。言語化してみると意外と少なかったり沢山でてきたりとそれだけでも気づきがあるかと思います。

続いて、書き出したものを見返してそれらをカテゴリ分けします。カテゴリ分けというのは、不満や理想の種類を分類するイメージです。例えば、人間関係や価値観に関するもの、仕事内容、仕事環境や制度、金銭面などで書き出したものがどのカテゴリに属するのか分けてみます。そうすると、あるカテゴリに対して多く不満や求めている理想があることが分かると思います。私の場合、不満も理想も「一緒に働く人や価値観に関するもの」が一番多く、続いて「仕事内容」、「仕事環境や制度」というような順番になりました。

このように、自分の不満と理想を書き出すだけでも自分が仕事をする上で何を大事にしているのか明確になり、もやもやしているときに一度やってみると何かしら発見があるのでおすすめです。言語化してみたけど、まだ何かすっきりしない場合は、キャリア相談サービスを使ってみるのもありだと思います。エンジニアのキャリアに関しては、kiitokという現役エンジニアが相談に乗ってくれるサービスがあるので、使ってみるのもおすすめです。

私は面接練習の壁打ちをお願いしたのですが、とても親身にフィードバックやアドバイスを頂けたので、使って良かったなと思いました!

ジャンル関わらず色んな人の話を聞いてみる

これも自分の価値観を明確にするために行ったことではありますが、「ジャンル問わず、色んな人にキャリア相談してみる」のもおすすめです。私の場合、エンジニアの中でも、Web系、フリーランス、Sler、ベンチャー、大手で働く人など色んなパターンのエンジニアに相談に乗ってもらいました。また、エンジニアだけではなく営業だったり会社経営している人だったり、他の人がどのように自分のキャリアを考えて選択しているのか聞いて回っていました。近くにキャリア相談できる人がいなかったら、connpassやTECHPLAY等で勉強会に参加して同業者のつながりを作ったり、転職LTなどの転職に関連するイベントもやっているので参加してみるのも良いと思います。

ここで気を付けたいのは、聞いた話をそのまま鵜呑みにしないことです。もちろん、相談に乗ってもらっているので頂いたアドバイスを参考にすることは良いことですが、話を聞いた人と自分の価値観は違うはずなので、相手が価値を感じていることがそのまま自分にとっても良いものだとは限りません。そのため、話を聞いたときに自分がどこに共感したのか?、素敵だなと感じたのか?に着目すると良いかと思います。例えば、自分の関わっているプロダクトや属する会社が好きなところに共感したのか、福利厚生が整っていて働きやすいところが良いと思ったのかなどです。

このように共感ポイントをまとめておくことでも、自分がどこによく共感したりこんな働き方がしたいと思っているのか明確になるのではと思います。

自分のボーダーラインを定める

実際に転職活動をするとき、何かしらの求人媒体を使うと思います。私の場合、メインでWantedlyを使って転職活動をしていたのですが、スカウトを貰ったときに話を聞きに行く・行かない、または選考を受ける・受けないを決断するためのボーダーラインは明確に決めていました。私が判断するのに重点的に見ていたのは以下3つです。

  • 私の紹介文をきちんと読んだ上でどこに興味を持ったのか書いているか

  • その会社の理念やビジョンに共感できるか

  • 私が今回の転職で叶えたいことが達成できそうかどうか

上記2つは話を聞きに行く前に判断することができますが、3つ目に関しては実際に会って話してみないと分からない部分も含まれているので、企業サイトや社員の声、後はSNS等で調べたりなどして50%以上の確率で満たせそうだなと感じたら話を聞きに行く決断をしていました。

何故なら、ボーダーラインを決めておかないと闇雲に面談や選考数を増やしてしまい、結果準備不足に陥ってしまうという悪循環になりかねないと感じたためです。私はカジュアル面談をしたのが5社、そのうち選考に応募したのは2社と少ないですが、熟考し、準備するための時間をしっかり取れたおかげで、自分軸と照らし合わせながら判断できたので良かったと思います。

なぜなぜ分析で深堀する

自分軸が明確になってくると、どういう会社であれば自分の理想に近づくことができるか判断しやすくなっているのではと思います。私は選考を受けるかどうか判断する前にカジュアル面談を必ず挟んでいたのですが、選考に関係ないカジュアル面談だからと言って何も考えずに望むのは良くないです。選考でなくてもある程度想定される質問に関しては回答を用意し、なぜその回答に至ったのか深堀しておく必要があります。1つの質問に対して「なぜ?」を2段階で深堀しておくと言葉が詰まることも減ると思います。私の場合だと以下の7つくらいの回答は用意していました。

  • 何故転職したいのか

  • 何故エンジニアになったのか

  • 何故大学院での研究をやめたのか

  • 何故インフラを選んだのか

  • 何故今の会社に入ったのか

  • 今後どうなっていきたいのか

  • 転職の軸は何か

私は結構緊張しやすいタイプなので、上記の回答を面談前に再確認してから面談に挑んでいました。用意していたけど上手く答えられなかったり、想定外の質問を受けて深堀が足りてないと感じたものに対しては再考してから次の面談や選考に活かすようにしていました。この答えで不安だなと感じたときは、同業者に聞いてもらってフィードバックを貰うと事前確認できるので良いと思います。

最後に

仕事しながら転職活動するのは本当に精神的にも肉体的にも本当にハードで、3kgくらい痩せてしまいました。だからこそ、自分が何を大切にしていて今後どんなキャリアを歩んでいきたいのか明確しておけば、自分の価値観に合った会社を見つけやすいと実感したので、自分軸を見つけるの大事!というお話を書きました。

以上です。

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