見出し画像

子どものそばにいる必要性が最も高い時期

三歳神話ってあるけども...確かに脳の発達に三歳までの刺激は大事らしい。どう大事なのかは忘れたけど、三歳までにいろんな刺激を与えた方がよくて、その意味では、保育園で保育士さんやお友達からの刺激をたくさん受けるのは、脳にもとてもいいんだよ、とワーキングマザーの先輩に遠い昔に教わった。

その先輩が、1度だけ、仕事よりも子どもとの時間を優先した時期があった。たしか、娘さんが中学生のころ。あ、いや?高校生だったかな?とにかく思春期。 
 
まだその会社に在宅勤務制度がなかった頃で、「会社にとってもテストケースになるでしょ」と、しばらく週3在宅勤務を敢行された。その時、ご家庭でどういう効果があったのか、ゆっくり伺うことを私はしなかった。
でも、あのとき彼女が、そうしようと考えたことは(当時も大賛成だったけど)いま改めて納得する。 
 
私の子が、来月中学に入学する。もう、全く「手」はかからない。
ひとりで寝て起きてひとりで適当にご飯食べてお風呂にも入れる。 

そのぶん、どこまででもひとりで行けてしまうし、なんでもひとりでできると思ってやってしまう、見えないところで。
悩んでいても困っていても、それを自ら進んで打ち明けには来ないでしょう。
 
だから、見てないとわからないな、と最近すごく思う。もちろん見張るということではなくて、朝元気なのか、夕方、どんな表情なのか、会話に出てくるお友達の名前は誰なのか...。
 
在宅勤務でなくても専業主婦でなくても、コンスタントに顔を合わせて、話す時間があるだけでもいいと思う。でも、以前のわたしの生活のように、朝も夜もほぼ顔を合わせないと、本当になにもわからなくなるんだな、と。 
 
先日息子が、友達とお昼ご飯食べに行くから五千円くれ、と言ってきた。
もちろん却下だけど、心配はしなかった。そのお友達が誰だか知ってる(いい子で、息子と同じくおバカ)。確かにそのお友達と遊ぶのもわかる(電話で話してた)。
でもこれが、普段の様子がわからない状態で言われてたらどうだろう。
もしそういう状況だったら、良くないお友達と付き合ってるんじゃないか?カツアゲされてたりとか!??そんな心配もしなきゃならなかったと思う。

よく言われる、子育て四訓

「乳児はしっかり肌を離すな」

「幼児は肌を離せ手を離すな」

「少年は手を離せ目を離すな」

「青年は目を離せ心を離すな」


乳児幼児の肌とか手とかは、暖かい大人であれば親でなくてもだいたいいけるしうし分散可能と思うけど、目を離すなの「目」は、価値観の反映されるので、はやり親に代われるものはないと思う。プラスして地域の目とかもあるとより良いけど。

そんなわけで、12年育ててみて、これからしばらくの間が、(赤ん坊の時を除けば)一番そばで様子を観察したほうがいい時期なんじゃないかな、と思うのでした。 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?