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ぼっち・ざ・でぃーじぇい

 皆さんお元気でしょうか。おれはぼっち・ざ・ろっくを観たり久々の二連休を満喫しています。
 音楽関係のアニメを観たことで「そういえば…」と思ったので、今日は最近ちびちびとやっているMixづくりとか、DJコントローラ買ったことについて日記を書いていこうかなと思います。
 要は「DJごっこして遊んでるよ」という記事です。前置きがちょっと長いのでParty Mix2の感想を読みたい人は目次から飛んでください。


おれDJだったかもしれん(幻覚)

 個人的な話ですが、SNSでの交友関係でフォローしている人がアニクラでDJしてる人で、その人のMixを聴いて「かっこいいな~」と思ったのでおれもなんとなくMixを作ったりしていました。

 こんなんを7月くらいに作っています。ろくすっぽグリッド調整もしないでVirtual DJのAutoMixを使っているので今にして思えば恥ずかしいですが、とても楽しかったです。よければ記事を読みながら聴いてやってください。
 はてなの記事ですが、そのときの体験レポートも書いといたので貼っておきます。


DJ Mixのおはなし

 いきなり本題をぶち込んだので「何???????」と思われているでしょうし順番に説明していきます。
 おれはこう見えてBandcamp(アマチュアでも曲を販売できる音楽の販売サイト)でハウスミュージックを掘って通勤中に聴くのがかなり好きな人なので、順調にバックアップHDDに曲が溜まっていき、「このライブラリを使ってなんかやりてえなあ…」と思っていました。そこで先述したMixを聴いてDJ Mixの存在を知り、以前作ってみたというわけです。

DJ Mixについて

 DJといえばクラブとかでお客さんを沸かす人とか手をスリスリしてスクラッチしてる人とかバラエティでEZ DO DANCE!!!とか言ってるおもろい人、というイメージがありますが、べつにどっかのイベントで盛り上げをやるだけがDJというわけでもありません。

 お気に入りの曲とかクラブでやったセットリストを再現してひとまとめにしてDJプレイをやり、それを録音したものはDJ Mixと言い、ある種の作品でもありますしDJが「こういうことをやっていますよ」という名刺がわりにしているものでもあります。おウチでこういうのを作るのもまたDJの活動の一環だったりします。

 まあ当然他人様の曲を使わせていただいているので著作権的な話が持ち上がってくるのですが、そこに関してはMix CloudのようにJASRAC等と契約してお金を払ってくれているサイトにアップロードすれば現状まあOKとなっています(原盤権とかも絡んでくるので難しいですが、そこはまた詳しく解説してくれている方がいるので割愛します)。
 Mix CloudはTofu beatsさんのようなビッグネームも使っているので興味が出たら聴いてみるのも良いかと思います。かけっぱなしで作業用BGMにするのもいいですね。


ワイ、DJコントローラーが欲しくなる

 はてなの方に投稿したレポート記事にも書いたのですが、実はこういうMixを作るだけならVirtual DJというソフトで勝手にやってくれるAuto Mix機能を使えば、マウスひとつでらくらくちんちんに出来上がります。作り方も簡単なのでレポート記事の方を読んでいただければみなさんも今日からやれますよ。実際おれはよなべしてセットリストとキューをいじったあと、収録しながら寝てました

 ただそこで満足できないのが、細かいところを追い込めない、という部分です。Auto Mixはクロスフェードくらいは簡単にできるのですが、ピッチを合わせたりビートグリッドを合わすというところをチマチマとマウスやキーボードでやらないといかんので「加減が難しい…」とちょっと不満が出てくる。完璧というわけでもないんですよね。そういうところは実際にEQやフェーダーを触らないと気持ちよくなりにくい……と思うようになってきました。

(補足)ミックスの技術的な話

 「なんだこいつピッチとかフェーダーとか呪文を詠唱し始めたぞ」と思われてそうなのですこし解説を入れておきます。(といってもおれも大して知らん素人ですが)

 DJがやっていることって要は曲と曲をきれいにつなぎ合わせることなんですが、そのきれいにつなぎ合わせるテクニックというのがいろいろあるのです。
 たとえば基本中の基本としては、「ピッチを変えてBPMを合わせる」とかです。音楽にはたいていビート(拍)があるのですが、コイツは曲によって違うので、合わせてやらないと妙な拍子になります。妙な拍子になったままふたつの曲をつなごうとすると「パン・パン・パン・パン」という拍子が「パパン・パンパン・パンパパン・パパ」といった感じでリズムが崩れて非常に気持ち悪くなりますので、できるだけ避けたい。

 それを合わすのにどうするかというのを、日本DJ業界の功労者であるDJ KOOさんが動画で教えてくれています。すげえ!!ちゃんと本職のDJだ!!!バラエティでEZ DO DANCE!!!とか言ってるおもろい変な人じゃなかった!!!
 違うテンポの曲をつなぐには、わざと片方の曲を早くしたり遅くすることで拍を合わせ、同じ拍が鳴るところでピタッと合わせて再生してやる必要があるということなんですねぇ。さらに高音や低音のボリュームをいじりながらやるとなお良し。KOOさんはパソコンメインでやるPCDJではなくCDJという機材を使っていますがだいたいは同じで、このようにフェーダーEQという実際のツマミを使って両手で行うとスムーズで気持ちよくやれるワケです。


Numark PartyMix2を買った

 というわけでこちらが買ったDJコントローラーです。前置き長くない???
 こいつをパソコンにつなげてやることでイ~イ感じにツマミをいじれるようになりました。

いいところ

 まず価格が安いというところはメチャメチャいいですね。ぶっちゃけDJコントローラーってどれもこれもすんごい高いので困っていました。初心者向けとされているDDJ-400とかは2万円以上するので、買うとおれの財布から生活費や音源を漁ったりソシャゲに使うカネが墓地送りにされます。コミュ障のおれがガチのクラブでプレイするとかいうことはないので全然このくらいのものでいい。

 価格が、という話をするとさらにVirtual DJに対応していることもいい。
 パソコンでDJするためのソフトって色々あるんですけど、どれもサブスクだったりプロ版を買うための料金が高い!最大手のSerato DJとか3万円を超える。む、無理!
 おれが今使っているVirtual DJは日本で使っている人がすんげえ少ないので使いづらいし情報があんまりないという欠点はありますが、DJコントローラーを1個だけ永続で使えるようになるホームプラス版が8千円ちょいなのであんまり金銭感覚がイカれてないし、試用期間がすぎたあとも趣味でやりやすいのがいいところです。

 機能面ではジョグの出来が結構いいんですよ。ジョグホイールがタッチパネルになっててビニールモードでスクラッチができつつ、サイドが送りになってるのが面白いの。
 盤面を触るとちゃんと曲がピタッと止まるので、音を聞きながらキュー打ちするとき細かい頭出ししやすくていいですね。


 あと、なんか光る。完全に実用上の意味がない三色のライトがミラーボールのごとくリズムに合わせてビカビカ光ります。
 いいですね。ゲーミングデバイスとおなじく、USBバスパワーをアホなことに使ってるところが良いと思います。


微妙なところ

 やはりパッドの数が少ないところとEQのツマミが少ないところが微妙かもしれません。
 んまあ、マッピング(※Virtual DJの設定を使ってキーの機能を書き換えること)で解決はできるのですが…。パッドの数が4つなので、3個使ってひとつをシフトにマッピングしてホットキューを消せるようにしつつ変数を使うことで3+3の6個にするなどの工夫が必要だったり…

 たまたま旧バージョンであるParty Mixのマッピングを神エンジニアの方が記録してくださっていたのでそこから勉強してスクリプトをカキカキして少し使いやすくしましたが、ド文系のおれはもう二度と三項演算子を見たくないという気持ちが強いです。

 EQツマミもふたつしか無いので、ハイとミッドが一緒になってるのがちょっと不便。シフトを使うことでハイをミッドとして切り替えて使うこともできなくはないですが、ミッドだけスッと抜くときに手元が無駄にワタワタするのがちょっとヤダ。
 フェーダーもノッチがないし、たとえばピッチをゼロぴったりに直したいときにカチッと吸い付いてくれないのもちょっと気持ち悪いかなぁ…。

 あとちょっとした後悔なのが、上位版のPartyMix Liveはスピーカーがついているのでそっちにしとけば良かったな~と。スピーカーとアンプは持ってるんですけどMix作るときにわざわざコントローラーにステレオつなぐの面倒くさいので、自分一人でマスター聴いてミックス作るくらいならLiveのほうがヘッドホン繋ぐだけで完結してたじゃ~~ん!!ってあとから気づきました。

 とはいえ、おれのように本職でやってるわけでもない人ならこんくらいでいい感もありますし、何より小さくて収納場所をとらないことも助かります。


やっていきます

 そんなわけでPCDJをやるオモチャを買ったので、ぼちぼちハウスミックスを作っていったりしたいです。
 いまは大量の業務と残業に追われているので……サイドリストに大量に候補を放り込んでキーとかBPMとにらめっこしているところですが……。

 少し工夫すれば安く音楽で遊べるので、みなさんも興味があったらPCDJでミックスを作ってみるのはいかがでしょうか。ビートまみれでやりまくろうや。

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