あっこ先生

福岡のアナウンススクールで19年間就職試験対策の仕事をしてきました。 アナウンサーばか…

あっこ先生

福岡のアナウンススクールで19年間就職試験対策の仕事をしてきました。 アナウンサーばかりでなく一般企業、公務員など多岐にわたる志望先を目指す受講生のカウンセリングを行ってきました。

最近の記事

ギリギリまで踏ん張る力

先日卒業生たちが開いてくれた謝恩会。こんな小さなアナウンススクールでたまたま学んだ、たくさんの人達が集ってくれました。学んだ時期も年代も目標も現在の職業も、みんなバラバラなのに、こうして集まって楽しく語り合ってくださった事…こんな感動はありませんでした。 そんな夢のようなひと時を過ごして、たくさんの思い出がまた甦りました。 今は局のアナウンサーとして活躍している卒業生たちも、そこまでの道のりは多種多様です。 大学3年生の冬に入校して、そこからふるさとの強い訛りを大急ぎで

    • 親離れ子離れ

      一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。本当に、年明けの三ヶ月の進み方の速さにはびっくりしてしまいます。そしてこの言葉を実感してしまいます。 皆さんも、きっとそんな毎日を過ごしていらっしゃるのではないでしょうか。 さて、私もアナウンススクールの運営を退いたとは言え、講師としてはスクールのレッスンに携わっているので、それなりに忙しく暮らしています。 私の現在の役割は、就職活動に直面している大学生や社会人のカウンセリングが主なものです。  その人の状況により、ESに悩む時期には

      • 卒業生が謝恩会を開いてくれました

        また久しぶりになってしまいました。 今回は先日、私達が19年間運営してきた「福岡アナウンススクール」の運営を退いた事を受けて、スクール卒業生有志による謝恩パーティーが開催された事を書いてみたいと思います。 ながーくなっています。ごめんなさい。 19年前に、手探りで開校したアナウンススクール。多くの素晴らしい講師陣に支えてもらいながら何とか続けることができました。 そして、いよいよ閉校しようとなった時に、ぜひ引き継がせて下さいと卒業生からの思いがけない申し出が… 何もかもが奇

        • ちょっとやそっとで凹むな!

          年末年始の忙しさで、notoをすっかりサボっていましたが、やはり少しでも伝えなきゃと思い、また頑張ろうと思います。読んでくださっている方、本当にありがとうございます! このところ、私達が運営していた福岡アナウンススクール(嬉しいことに、これを無くしてはいけないと卒業生が引き継いでくれて、再スタートしています!)で、受講生の方が徐々に増えて来ました。何とも嬉しいことです! なんといってもこれ以上はないと自信を持って言えるくらいの、講師のレッスンの質の高さ!どの先生も全力で授業

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          コロナ禍を乗り越えての就活で結果を出した人達

          今回は少しばかり、コロナ禍でのことを書いてみようと思います。 コロナ後、新卒の就職活動も大きく変わりましたね。 花形だった、例えば航空系の仕事は、コロナ以前から正規雇用の数が減って来ていましたが、追い打ちをかけるように採用自体がなくなってしまいました。 あの頃、一番大変だなぁと思っていたのは、高い授業料を払ってCAになるための専門学校に通っていた人達。近くにそんな学校があったので、その姿をよく目にしていて気になったのかもしれません。 彼女達は突然扉が閉じられてしまい、きっと

          コロナ禍を乗り越えての就活で結果を出した人達

          長い道のりのアナウンサー試験

          就職試験は、攻略しようとしないで欲しいと、前回書きましたが、アナウンサー試験はなおのこと攻略しようとしても無駄なのかも、と思います。 最後は人間力ですから。 もちろん、上手く面接を潜り抜け(と言っては失礼ですが)たとえアナウンサーになったとしても、アナウンサー生命がとても短い人もいるのです。 それってどうですか? 私たちのアナウンススクールでは、本当に長い年月喋りの現場で活躍してきた先生方に講師をお願いしてきました。 せっかくアナウンサーという、いわば特殊な職業に就けたの

          長い道のりのアナウンサー試験

          就活、攻略しようとしないでもいいのでは?

          就職活動のシーズンになると、当然のことですが、毎年生まれて初めての経験をしなければならない就活生がたくさん生まれます。 そうすると、世の中には多くの攻略本などが溢れます。エントリーシート攻略、面接突破法など。 誰でも初めての経験には恐れを感じるし、これは闘いなのだから勝たねば、と思うのは当然です。 近いところでは、受験戦争を体験したばかりだし。 でも、受験戦争と就職活動は決定的に違います。 大学受験は勉強した時間が長いほど点数が上がり、それが合格に繋がることが多いと思います

          就活、攻略しようとしないでもいいのでは?

          アナウンサー試験と一般企業試験、違いは?

          一般企業の就職活動は、まだ本格的ではないですが、放送局の試験はアナウンサーを皮切りに、総合職もぼちぼち始まっています。 これから年末年始を挟み、春先まで試験が続くことになります。 私たちのスクールの受講生の多くはアナウンサー志望でしたが、その中にも、アナウンサー一本に絞る人もいれば、放送局の総合職や一般企業にまで選択肢を広げる人もいます。 正解は分かりませんが、私自身は選択肢を広く持つことを勧めて来ました。 理由はざっくりいうとニつあります。 まず一つ目。 アナウンサー試

          アナウンサー試験と一般企業試験、違いは?

          エントリーシート、悩まずに書ける人はそんなにいない

          前回の記事で、自分を特別だと思わないでねという話を書きましたが、それを書きながらある生徒さんの顔が浮かびました。 彼女は九州内のある国立大学に通う四年生。スクールに通い始める時期としては少し遅めでしたが、それもある意味自信の表れだったかもしれません。 アナウンサーになりたいという気持ちが人一倍強く、スクールにやってくる時も、バッチリメイクでキラキラと顔も輝いていました。そこはかとなく自信がみなぎっているのがわかります。 私たちのスクールの授業では、講師の先生方がどちらかと

          エントリーシート、悩まずに書ける人はそんなにいない

          エントリーシートを書く時の心得(と私が思うこと)

          私は長く大学生や社会人の就職・転職活動の応援をしてきましたが、一貫して伝えてきたこと、それは嘘をつかないということでした。 「盛る」という表現を使って、以前の記事にも書いたのですが、自分の力以上に自分を表現するのはやめた方がいいと、常々お話ししてきました。 嘘を書いたつもりは無くとも、少しでも優秀、有能に見られたいと思うと、人は小さく小さく嘘を書いてしまうことが多いのです。 できるかできないかわからないことでも「私はこれができます」とか「私は誰よりもこういう所に気を配れます

          エントリーシートを書く時の心得(と私が思うこと)

          就活前の下準備

          現在では多くの企業でインターンシップを実施していますね。 社会に出る前の学生に、実際の仕事を体験して貰ったり、会社案内を行ったり、またグループワークを通じて、実際の仕事をイメージしてもらう。 これがインターンシップの主な目的だと思います。 大学生の多くはこのインターンシップに参加することで、会社、社会のイメージを掴むことができるかもしれませんね。 でも、インターンシップでイメージできた!と思うのは少し危険かもしれません。 人手不足の昨今、青田買い的に、早くから学生の囲い込み

          就活前の下準備

          大学生おもしろエピソード〜自己評価高すぎくん

          ここまで、エントリーシートの話を少し書いてきましたが、今回少しだけ横道に逸れて?、アナウンススクールで受講してくれた生徒さん達とのやり取りを切り取って書いてみようと思います。 何しろ19年という長い期間、千人以上の受講生と相対して来たので、彼らとのエピソードはそれこそ枚挙にいとまがありません。 彼らと向かい合って来たその時間はそれはそれは濃いものでした。 先ず最初にご紹介したいのはやはりT君のこと。 彼がスクールに通っていたのはかれこれ16.7年も前のこと。今の大学生とは

          大学生おもしろエピソード〜自己評価高すぎくん

          「盛る」という発想、やめませんか?

          前回、ある受講生の就活前の取り組みのお話を書かせて頂きましたが、エントリーシートを書くための準備として文章を磨くことはとても大切なことです。 文章を磨くということは、文章を美しくしていくイメージかもしれません。 何事もそうですが、美しければ人に届く、というものではないですよね。 本当に卑近な例ですが、すごい美人やイケメンが、全て人から受け入れられるものでもないですよね。 そして、学校でも成績が一番だった人は完璧だったわけでもない。 と思いませんか? とても素朴に、文章も同じ

          「盛る」という発想、やめませんか?

          エントリーシートを初めて書く人たちに

          現在大学3年生の方たちは、就職活動のこと、考えていますか? まだまだ先のこと、と気にしていない人がほとんどなのでしょうか。 でも、実は民間放送局のアナウンサー試験は既に始まっているのです。 そんな方たちは、エントリーシートに取り組み始めていると思いますが、それ以外の方も、やがてはエントリーシートと向き合うことになるのです。 そろそろ不安に思う方も出てくる頃かもしれませんね。 そんなわけで、まずは就職活動の玄関とも言える、エントリーシートへの向き合い方について書いてみたいと思い

          エントリーシートを初めて書く人たちに

          なぜアナウンススクールを開校したのか

          さて、これを読んでくださる方はまず「この人何者だろう」と思われる事でしょう。 初回にも書きましたように、19年間アナウンススクールを運営していたのですが、このスクールは、夫であるフリーアナウンサーが校長を務めていました。 放送局アナウンサーとして23年会社員をしていた夫は、ある番組のキャスターにと請われて、フリーランスのアナウンサーとなりました。 フリーランスになった時に、どうしても叶えたい夢がある、と。 それがアナウンススクールを作って、地方からでもアナウンサーを目指す人の

          なぜアナウンススクールを開校したのか

          アナウンススクールが結果を出し続けた就活生応援!

          はじめまして! あなた、もしくはあなたの周りにアナウンサーを目指している方はいませんか? 一般企業の新卒採用に比べて、一般的にはとても早く始まる採用試験。実は3年生の秋に、就活は始まっているのです。ひょっとしたら、今現在も、どうやってエントリーシートを書こう、何をしたらいいんだろう…と、そわそわしている人もいるかも知れません。 さて、私は2004年から19年にわたって、福岡にある小さなアナウンススクールでアナアンサーを目指す人達の合格に向けてのお手伝いをして来ました。これまで

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