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新人デザイナーがついやっちゃう失敗の解決法 5選



はじめに

この記事は数々の新人デザイナーに出会ってきた、DTP・Webデザイナー8年目/ ディレクター3年目のakkoが発信しています。

この5つの項目は、私自身も過去苦手でした。また、特にコミュニケーションの齟齬は双方の問題なので、現在ディレクターである自分への自戒も込めています。

新人デザイナーがついやっちゃう失敗とその解決法 5選

1. 分かったフリをする

ディレクターからデザインの目的などの説明を受けて、つい反射的に「わかりました!」と言ってしまっていませんか?
分からない単語が出てきたり、一回では意図が把握し切れないのは、新人は普通です。
勇気を出して「わかりません」と言ってくれた方が私たちディレクターも安心します。
(もし「わかりません」というのがどうしても怖い場合は、教える側にも責任がある場合があります・・・)

新人に多いのは、「わかりました!」→1時間作業する→アウトプットが、思ってたものと全然違う・・・というものです。

おすすめの解決方法は、説明を受けた後に「つまり、〜〜ということで合ってますか?」と、自分で言語化して確認を取る方法です。
こうすればディレクターも、ちゃんと伝わってるのだなと安心できます。

2. 自己流で進める

自己流でデザインを進めるのは、趣味レベルでは問題ないです。
仕事で問題が出てくる理由は、「データを複数人で共有するため」「先輩がより効率の良い方法を知ってる場合が多い」からです。

始めのうちで大事なことはとにかく、先輩の真似をすることです。
デザインの見た目だけでなく、イラレやフォトショのツールの使い方、効果のかけ方、レイヤーの分け方、データ保管の仕方など徹底的に真似るぐらいでちょうどいいです。
職場によってそのルールが違うので、入社してから実務でしか身につかないところです。
自己流を取り入れるのは上記の基本ができてからで十分です。

3. 全部自分でやり切ろうとする

真面目な方に多いのがこのパターンです。
もちろん、独り立ちしてからはやり切り力が大事になってきます。
ですが新人が最初から全部自分でやろうとすると、時間がかかった結果、結局指示と違うものが出来上がりがちです。

途中で良いので、先輩に見せてみてください。私の経験では、みんな遠慮しすぎ〜です。
図々しいくらい質問して、先輩の時間奪ってください。
先輩はあなたに色々教えたくてウズウズしてます。
また、最初のうちは頼ってもらう前提で仕事を振ったりしています。
できなくても意外と怒られないです。

4. 細かいデザインにこだわって時間をかけすぎる

デザイナーですから、自分の美的感覚に基づいてこだわりたい部分はもちろんあると思います。
でも、仕事の上でこだわりすぎは良くない場合があります。
私もやりがちで、特に写真のレタッチではめちゃくちゃ拡大して1ピクセル単位で調整したいくらいです。

細かい部分にこだわりたくなったときは時間対効果を考えています。
その1ピクセルにこだわることで、果たして利益につながるのか?
時間がかかるほどもちろん人件費がかかるため、デザイナーは常にこの視点が必要です。(もちろん利益につながる場合もあります。)

おすすめの解決方法としては、
まずは「ああ、いま自分やたらこだわってるなあ」と気づくことです。
それから「できるだけアートボードを引きに」します。
アートボードを引きにすることで、強制的に細かい部分が気にならないようにします。

ただ、これは勤務時間内での話です。
自習などではできるだけ細かい部分まで作り込む方が身になる場合も多いです。

5. 指示通りに修正する

指示通りに修正して何が悪いの?と思うかもしれません。
でも、その指示が絶対的に正しいのかいつも考えたいところです。

始めは難しいですが、「もっと良い解決策がないか」提案できたら一人前のデザイナーと言えると思います。
なぜなら、指示する側の人間はデザインのプロではないことが多いからです。

まとめ

この5つの項目は、自分のプライドを捨てて内面をオープンにする側面もあり、最初は抵抗があるかもしれません。
ですが、これがクリアできるとかなり気持ちが楽になり、働きやすくなるんじゃないかと思います。

デザイナーの仕事を始めたばかりの方の参考になれば幸いです。

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