芸術家大根
●野菜がアートになった
こんにちは、akkiy☆です。
ものづくりが大好きなので色々なことをやっています。
そのうちの1つが「野菜づくり」。
今日は野菜に芸術魂を込めた話です。
ではどーぞ。
●人生初の大根作り
昨年、はじめて作ったのは「大根」。
秋に種を蒔き、冬に収穫しました。
昨年の冬、こんな大根が採れたんです。
しわしわ&ザラザラ。
しかも意味不明な「毛」。
抜きたてなのにすでにじじい。
かつ
「農作業は100年早いんじゃ、われ」
とでも言いたそうな絶妙な穴顔。
一般的に考えたら失敗ですよね、これ。
でも、ワタシは違う。
ガーンとしつつ、にやりともしてしまったんです。
これぞ自然のアート。
人間の思うようには育たん。
うっは、おもしろいではないか、と。
ワタシは実験大好き女子。
おもしろがりつつも原因は調べました。
大根の表面ザラザラ=肥料多すぎ
大根の穴あき=虫に食べられた
休耕地を開拓したての土地で育てたというのも
生育不良に拍車をかけたのかもしれません。
OK。次回はそうさせない。
美大根をつくりましょう。
ちなみに、大根というのは冬に収穫するものだと思っていたのですが、春大根なるものもあるようでした。
比較的育ちやすい品種を選び、3月に種を蒔きました。
●更にアート化が進む
「春に大根?作れるの?」
・・・作れるらしいんだ。
ワタシのまわりはそんなレベルのため、ネット先生を頼りに栽培着手しました。
寒い時期の播種だったのでちょっと手間はかかった。
種まき時は不織布をベタかけしましたし、発芽後は寒冷紗までかけ、丁寧に丁寧に育てました。
虫も蝶もやってこない。
風にも雨にも守られる。
もう、ぴっかぴかの大根ができると思っていました。
でも、温室育ちってだめなのね…。
みえていないところでぐれちゃったんです。
パイレーツ・オブ・カリビアンのデイビー・ジョーンズみたいなのができちゃった。
何体も何体も。
ぱらりらぱらりら
とバイクの音が聴こえてきました。
水面下でやられたのでは手の施しようがない。
ごめんね、大根。
ただ、今回も観察&考察はしてみました。
細長いところは結構下までいっていたので
伸びようとする意思はあったのでしょう。
30cmぐらいまでは土を丁寧に掘り起こしていました。
種の袋には
30cmぐらいまで成長する
と書いてあったからです。
もっとだったのね。
反省しました。
まじまじと大根をみてみたら
ふとある人物が浮かびました。
太宰治みたいじゃん。
走れないメロス
みたいな。
大根失格
みたいな。
太宰治、これで小説かけばよかったのにね
なんてちらっと思いました。
…どーでもいい。
●楽しい大根もできた
一方、楽しい大根もできたんです。
でけでけでけでけ
るんるんるんるん。
なんと、両腕+両足つき。
最大級にうれしそうな大根でした。
ワタシ、今年の春は中国のダンス番組『了不起舞社』を楽しみに過ごしていた身。
その心が乗り移ったのかもしれません。
おもしろいので
芸術家大根
と名付けました。
大きさはかなりbig。
一番太いところは三浦大根級でした。
腕みたいなのが出てしまった原因はなんだったのかな
と思いつつも、おいしくいただきました。
●ちょっと遊んでみた
今年採れた大根はある意味超一級品。
ちょっと遊んでもみました。
かっこいいので顔を入れてあげました。
芸術家大根さん、視野は常に広くです。
彼は歌も歌います。
うまいですよ。
ぜひぜひお聴きください。
大根の種は8月末になったら再度蒔けるそう。
次回の収穫も楽しみです。
太陽冥王合におめぐみをありがとう。