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愛すべきスーパーおばあちゃん

初めて世田谷美術館に行ってきました。

以前、SOMPO美術館で観てから大好きになったグランマ・モーゼスの絵画を観るために💓

彼女の名前はアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス。通称がグランマ・モーゼス。モーゼスおばあちゃんです。

本格的に絵を描くようになったのは76歳。101歳で亡くなる少し前まで絵筆を取っていたというから驚きです!
元々は刺繍絵を得意としていたのですが、リウマチにより針仕事が難しくなり、針から絵筆に持ち替えたそう。リハビリを兼ねてのことだったそうですが、それにしてもスゴイ!震える右手を左手で押さえて描く。これはもう想像を絶します!

そしてその絵。
ほっこりあったかい😊癒されます✨
絵の勉強はしたことがないというのも驚きです。構図が独特だなぁと思っていたら、偶然何かに(忘れた)映り込んだ景色が魚眼レンズのように見えて、それをヒントにしたと書いてあって、なるほどーと思いました。
とにかく細かい!よくまぁこんなに…とその根気に感服します。
木々の緑など、細かな点が集まっている描写は、得意とした刺繍絵のよう。
そして小さく描かれた人物の表情の笑顔がチャーミング♡

彼女の絵の題材は日々の営みの中にあります。
農村の生活で行われる季節ごとの仕事、行事。
山や川の自然、家と家族や友達、動物たち…

絵の中の新郎新婦はモーゼス夫妻♡
彼女は幸せなシーンを描きます。
観ているこちらもhappyになります(*´꒳`*)

彼女は「美しい」ものを描きたい人。
特に自然が持つ美しさ。穏やかな時も、猛威を振るう時も、どちらも彼女は畏敬の念を持って描くから美しい。
今回画像はありませんが、山火事を描いた絵もあって、炎の迫力も見事でした!

最後はこの時期ですからクリスマス🎄の絵を。
子供たちにプレゼントを届け終わって、サンタさんは「来年までさようなら」と帰っていきます。
また一年後も変わらずやってくる幸せを約束してくれているような、心が温まる1枚です💓


私が初めてグランマ・モーゼスを知った時に一番感銘を受けたのは、冒頭に書いたように高齢になっても新たな挑戦をしていく姿。
歳のことなんて考えない、関係ない。

人生は自分で作りあげるもの
これまでも、これからも
(グランマ・モーゼス)

これからも、ってところがポイントですよね〜!
最近は年齢が気になり臆する場面が少しあった気がします。
私なんてグランマに言わせたらまだまだ若い!(笑)
がんばらなきゃ!!


たっぷり2時間鑑賞したらお腹減っちゃった!
美術館併設のSe Ta Bi cafeでランチ。

テラスでいただきました。
美味しかった♫

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