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真剣な議論中は決して笑わない

仕事上でもそれ以外でも、真剣に提案をしているときに「笑いながら反論を述べる人」というのが一定数居ます。

もしかしたら反論しながらも場を和ませようとしているのかもしれませんが、発表者、意見者からすると不愉快に感じることが多いのではないかと思います。

たとえどんなに自分の提案に自信があっても、聞き手の前で意見を述べるというのは緊張することで、自分が経歴が浅ければなおさらです。
「より経験・知識のある人から見ると自分はバカげたことを言っているように見えるのではないか」
「自分でもフザけたことを言っているような気がする。でも、反応が見てみたいから頑張って発表しよう」
など、色々なストレスを抱えながら提案や意見を述べるわけです。

そうした場で、
「いやそれは違うでしょwだってさw、」
「あちゃーw」
「何バカなこと言ってるんだよw」
というフザけた態度で反論をする人は、発表者への敬意にかけており、
「もしかしたら間違っているのは反論している自分の方かもしれない。自分が知らないことがあるのかもしれない」という謙虚な気持ちを持っていないことが明らかです。

議論に優位に立つために提案を笑いながら反論しているのかもしれません。たとえその人が本当に「面白おかしくて」笑っているのだとしても、「馬鹿げていて相手にならないよ」という態度に見えることは真剣に話している側からして良い気はしません。

私は、学生や新卒や、はたまた家族や友人がなにか提案や意見を述べているときに、ヘラヘラしながら聞かない・返事しないことを心がけるようにしました。

たとえ自分にとってどんなにバカげた意見に聞こえたとしても、たとえそれが、相手が無理を承知で通してきている意見だと知っていたとしても、議論に必要の無い「笑い」「ニヤニヤ」「ほほえみ」を避け、真剣な顔で返事することが最も真摯な態度であると感じます。

それをするだけで、発表者が恥をかく感覚になることも無くなりますし、「一笑に付された」「真面目に取り合ってもらえなかった」ととられるリスクも減ります。

ほとんどは仕事中に現れるとは思いますが、きっとこの「真剣に話しているときにヘラヘラ笑いながら否定された」というイラつきは、夫婦、友人、生徒と先生など、他にも多くの関係性の中で現れていると予想します。

そして親子の間でもこうしたことは増えるでしょう。
将来子供が真剣に話しているときは、どんなに馬鹿げていてもこちらも表情は真剣なままで聞く、ということを忘れないようにしたいと思います。

育児もソフトウェアエンジニアの仕事も頑張ります!