「悲しい結末」(歌詩)
真夏の匂いがこの窓辺にも
押し寄せてくる宵の入り
とりとめのない夢の残骸が
瞼の裏にチラつくよ
会いたくて
恋しくて
見上げた星に
願いこめて
この眩しい夜明けも一人なら
痩せた膝小僧に涙ぐむ
憧れは憧れのままで
きみはこの部屋を出てく……
やがて訪れる別れの季節(とき)も
出会ったときから予感してた
悲しいだけの遊戯(ゲーム)なら早く
僕のほうから終わらせるよ
暮れてゆく
街角に
転がる詩(うた)を
手懐けてよ
この虚ろな気分も二人なら
乗り越えたよね いつの日も
恨めしいほど愛したのに
きみはこの街を出てく……
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