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詩です。

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自作の詩、または「詩のようなもの」をあつめました。
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2022年4月の記事一覧

「ユーモア精神」【詩】

戦争のニュースばかりをみていたら くだらない日々のユーモアも忘れてしまいそうだから ぼくは…

桑島明大
2年前
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「感動の教育」【詩】

虹の色が七色でなければならないと だれが決めたのですか 原始時代の仲間たちの「感動」に 名…

桑島明大
2年前
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「落ちてゆく虹」【詩】

夕焼けの空に 虹が落ちてゆく ぼくは孤独を宝物のように だきしめて帰ろう この道を 立ち止ま…

桑島明大
2年前
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「さびしさ」【詩】

さびしさは 絵にかけるものではありません たとえ絵にかいたとして だれがよろこぶでしょう …

桑島明大
2年前
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「今」【詩】

絵画みたいな過去と 映画みたいな未来との あいだで揺れ動く 悪魔のような「今」 振り返れば…

桑島明大
2年前
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「文明の子供」【詩】

虹が この空を焼きつくすまで きみと地上でくすぐりあっていたい 波音に身をまかせ 大地の呼…

桑島明大
2年前
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「美しいものたちの残骸」【詩】

夜空から 美しいものたちの残骸が降ってくる ぼくは汽笛を聞きながら 帰れない時を知る 青春はどうしてこんなにも もろくてまぶしいのだろう まるで空からの 悲しい贈りもののように 手をかざせば なにもかもすりぬけてゆく 美しいものたちは 今、醜い汚れとなって ぼくの足下を濡らしてゆく サヨウナラ 美しいものたち サヨウナラ ぼくの青春

「空を失くした鳥」【詩】

自由の鳥を羽ばたかせるのは 愛の風です なんてね 愛なんてどこにあるんですか この世界のど…

桑島明大
2年前
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「決まったかたちを持たない生きもの」【詩】

この世のすべての存在が 決まったかたちを持たない生きもの だとしたら 身の周りのなにもかも…

桑島明大
2年前
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「春に眠る栞」【詩】

買ったままで 読まれなかった本のような 沈黙のみたした夜に あたらしい本のページをめくれば …

桑島明大
2年前
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「冬薔薇(ふゆそうび)」【詩】

冬の薔薇よ 紅やわらかに ぼくの手のひらに あまりにも親しむ 薔薇よ おもねりでなく 同情でな…

桑島明大
2年前
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「偶然の名」【詩】

偶然、 きみの手のひらに おりてきた雪のひとかけを 宇宙をよぶことにする。 偶然、 きみがみ…

桑島明大
2年前
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「三日月」【詩】

きみが帰ってしまったあとの部屋に 三日月がのぼる 宇宙の孤独の訪いを ぼくはこころよく迎え…

桑島明大
2年前
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「エデンに戦車は走らない」【詩】

戦況をしらせるラジオ放送を聞き流す どんな悲しみの上にも約束どおり虹がかかる まるで球体のような春の空、 使い古した言葉たちの残骸。 イメージの力が光の速度を追いかける 縮小する時間のなかでスポーツをする 子供たちを幸せにできない詩なら いますぐに滅びるべきだ。 妄想にとりつかれた憐れな者は 死ぬときにやっと横になれる さんざんお世話になった大地に お別れのキスをして。