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ぶどうとうどんとパンチの効いた仲間たち。〜2度目の倉敷を振り返る②〜

今回の滞在でもお世話になったのはロハスさん。私がお世話になったボランティアは社協さんが窓口になっているものと異なり、ロハスさんがニーズを拾い、作業をしています。ロハスの皆さんは一般ボランティアとは異なり、重機を動かせたり、特殊工具や高所作業などの特殊作業ができるいわゆるプロボノと言われている人たちです。手伝いにくる人たちもそんな特別な技術を持つ人たちが多く、いろいろ参考になることや勉強になることが多いです。
今回も物資の配布や整理をした他は家の床板や壁を剥がし、洗浄をするという作業が中心でした。物資の水を箱でひたすら運ぶという部活をしていたときの終わりのないダッシュのような作業もありましたが‥

ひたすらバールで床を剥がしたり、土壁の土をひたすら落としたり、やりはじめるとあっという間に1日が過ぎてしまう作業が多いです。今回は高圧洗浄機も使わせてもらいましたが、涼しくなった今時期でも体力的にキツい作業でした。ずっとカッパを着て湿気の中にいるので体温調整がむずかしい。夏場はもっとキツいんだろうなと思いました。

作業に入った家の人と話して気づいたのは、被災した人は専門的なアドバイスを求めているということ。以前にも書きましたが、大工さんなどの家造りに関わる人たちは被災した家の見た目を元に戻そうとします。ですが、水に浸かったところはしっかり水が引いてからしっかり湿気をとらないととカビが発生します。断熱材などは一回浸かると時間がたってもけっこうびちゃびちゃなままです。木造の家だと通気が悪い場所では時間が経っても木が湿ったままなのところもありました。水も真水なわけでわなく、下水なども混ざっているため、床上まで浸水した場合は、一回床板を剥がして洗浄し乾燥しなければならないそうです。カビはシックハウスのような症状の原因にもなるとのこと。乾燥もけっこう時間がかかるらしくできれば乾燥している時期の冬越しの乾燥が良いらしいです。こういうことは、やっぱり被災地のボランティアに行っている方のほうが詳しいらしくプロボノと言われている人たちや、頻繁に被災地に入っている人たちの専門的な知識が必要だと感じました。
そして昨日も書いたのですが、作業をして家をきれいにすることで、作業に入った家の方の気持ちが前向きになることがあります。
ロハスさんのとこ以外で作業をしたことがないので、憶測でしか言えませんがロハスの皆さんとその仲間たちの作業はチームワーク良く、そして明るい雰囲気でてきぱきと進んでいきます。家がきれいになったから家の人の気持ちが切り替わるということもあると思いますが、作業しているときの雰囲気が家の人にも伝わっているから気持ちを切り替えるきっかけになっているんじゃないかなと思いました。
そんなチームワークの良い皆さんですが、今回も初対面の方が福岡からやってきました!おしゃれ番長のまっちゃんさん登場です!

作業中も!休憩中も!食事中も!いっつも元気‼︎あのバイタリティは見習わねば!一緒にいたのは数日間でしたが一緒にいたときの出来事やしょうもない小話が濃すぎてとても長い時間を一緒に過ごしたような気がします。どうでもいいですが福岡弁では「屁をこく」ではなく「屁をふく」というらしいです。漢字にすると「屁を吹く」⁉︎

前回出会った方々とまっちゃんさん、そして前回の帰りがけにちょっと一緒だったうっちー。今回の滞在ではずっとお世話になりました!まっちゃんさんとうっちーと西岡さんが話しているのを聞いていると笑いっぱなし。作業じゃないところで腹筋がよじれそうになりました。

以前に一度だけチームワーク完璧!という経験をしたことがあるのですが、ロハスさんに関わる皆さんはそれに勝るとも劣らないチームというか集合体だと勝手に思っています。チームワーク完璧だと毎日の充実感がまったく違う!みんな楽しみながらやっていて手抜きをしないからなんだろうと思いました。
長くなったので今日もこの辺で。次回はうどんの話もしたいです。続く。

#日記 #写真 #西日本豪雨 #災害支援 #倉敷市 #真備町 #プロボノ

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