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拝啓、ヒップホップへ。

彼氏の惚気と父親の悪口ばっかり書いてますが
そもそもわしはDJです。音楽が好きです。
たまにはそれっぽいことも書かせてください。

わしがヒップホップを好きになったのは
DJを始めて2年くらい経過してからである。

それまではHOUSEとか主に4つ打ちといわれるものしか聴いてなかったわしにとって
ヒップホップとは、なんかダサかった。
田舎を出れずに地元でだけイキってるワゴンRにしか
乗らないやつらが効く音楽と思ってたから。

あとはいきなりDJブースの前にやってきて
ウェッサイのハンドサインをしてくる奴らが
キモすぎた。

なんだ、そのポーズ、指へし折ろうか?と
思いながらDJしていた。

しかもだいたいDr.DreのThe Next Episodeさえ
かけとけば喜んでくれるので面白くなかった。

そんなにそれしか聴きたくないなら
一生何もはじまらないThe Next Episodeを
家で聴いとけよと思っていた。

が、しかし、その後たまたま知人からKANDYTOWNを聴かせてもらいトラックかっけぇ〜となる。

ただ、わしにKANDYTOWNを教えてくれたその人は最終的にわしから2万円借りパクして音信不通になった。ダサすぎてウケる。

ひとまず、わしのヒップホップの入り口は
日本語ラップである。

ちょっと泥臭い話になるけど、
綺麗事が多いポップスと違って
思ったことをストレートに言葉にするラップは
ドロドロの中を生きていた自分の支えになった。

そもそも音楽というのは
根源がポジティブじゃなかったりする。

悲しいことを忘れるための音楽
嫌な労働を楽にするための音楽
自分自信を鼓舞するための音楽

ブラックミュージック〜ヒップホップは
まさにその、根源がポジティブじゃない音楽の
代表格とも言える。

生きていれば湧き出てくる負の感情を
エネルギーを使って転換したものの
一つが音楽だと思う。

だけど最近
ラッパーでもないわしが言うのもなんやけど、

ギャルを抱いて草を吸う系のラップしてる奴
多くない?
あと、俺が1番だから系のラップ。

ギャルを抱いて草を吸っても
対してカッコよくはないし、
みんな心の中では自分が1番てことで
自信満々で生きて欲しいとは思うけど、
俺が1番は何かしら結果を残したやつが言うから
示しがつくのであって
何もしてないのに1番って言われても
説得力が無さすぎて全く心に響かん。

おもんないお前の妄想リリックはいいから
わしはもっと人生のリアルトークを
聴きたいんやけど?って感じ。

"生きていくためのラップ"じゃなくて
"生温いとこで生きてきたそれっぽいラップ"が
めちゃくちゃ増えた。

まぁ、みんながみんなハーコー育ちなわけないし
怒涛のバックグラウンドを抱えてるわけでもないから、この世の全てのリリックが
反骨精神であれとは思わん。

チルなヒップホップも大好きである。

でも、わしはもう、ぬるいラップは聴き飽きた。

ギャルしか抱けないラッパーよりかは
このブログの方がヒップホップな自信はある。

                     敬具

追伸
ウェッサイってうるさい客はCalifornia loveさえ
かけとけば黙る一度も日本を出た事ない奴が多い。

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