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経済素人の市況分析

現在の株式、市況について書きたいと思います。
雑殴りで書いていくので、細かいミスなどはご了承ください。

年末に差し掛かり、一つの大きな節目を迎えようとしています。
現在日本株式市場はバブル以降の高値となる2万6889円を記録し、2万7000円にも迫る勢いです。
NY市場も同じでダウは史上最高値となる3万ドルを突破し、今もその水準をキープしています。大統領選が終わり、コロナウィルスのワクチンも開発されたので、世界は一時的に安定を取り戻しました。
(参照:https://sekai-kabuka.com/)

この状況で僕が今の相場に感じるのは、「方向感がない」ということです。
大きなイベントが終了し、直近控える大型のイベント(大統領選のような事象)も予定されていないため、ゆったりとした時間がながれています。

ただ相場格言にもありますが、
「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく」
インスタをフォローしている方は見たかもしれませんが、8月20日にストーリーでこの趣旨を投稿し、当時は懐疑の中で育っているという表現をしました。そこから市場は大きく上昇しましたね。
この格言を改めて使うなら、現在は楽観の中で成熟しているフェーズにあると考えています。

個人的にこのライフサイクルの観点はビジネスや普段の生活にも使える考えだと思っています。モラルに関する「TPO」や平安時代に生まれた「栄枯盛衰」、経営学でいう「事業ライフサイクル」、物事をフェーズに分類して考えることで今行うべき行動を俯瞰して見られます。

話を戻しまして、現在思考すべきは楽観の中で成熟しているということではなく、むしろ陶酔の中で消えていく場面を考えるべきだと思われます。
そこで僕が考えているのが、

①ワクチンに重大な欠陥が見つかり、大型の下げ相場がくる
②実体経済が回復せず、企業収益に影響を与える

ですかね。
景気上昇に大きく関わるようなイベントって終わってしまって、こっから経済大回復っていうのは考えにくいんですよね。ワクチンが劇的に効果を発揮することくらいかな。。
上記についても供給面に問題があるため考えずらいです。昨日ちょうどニュースになっていましたね。またワクチン開発大手のファイザーの社長が開発発表後、株価が上昇した際に自社の株を売り抜けていました(ソース)。
普通に考えて革命的な製品を発表したあとに自社の株を売るなんておかしいですよね。何か裏があると考えるほうが妥当ではないかと思います。

②のほうに関しては、徐々に日本の実体経済の数字が悪くなってきています。PMIは回復しているものの、消費者物価指数が低下しており、これにより実質金利が上昇しています。コロナ前よりマイナス金利政策を行っていたせいで、日本は有効的な金利政策を打つことができず、実質的な金融引き締め状態を作りだしています。(消費者物価指数に関しては昨年の増税以降下がっていますが。。)
この実質金利の上昇はグロース銘柄には非常に重くのしかかります。9月以降はバリュー銘柄が相場を引っ張ってきました。

このような状態なので、相場には方向感がありません。ゴールドも過熱感があり、株式市場はリスクがある。他原油等の資源は実体経済が悪いため買いずらい。債権相場も上昇の見込みがなく、為替リスクを考えると旨みがない。
ただ市場には各国の金融政策による金余り状態が形成されております。
上記の要因が最近の仮想通貨相場上昇を作りだしているのではないでしょうか。僕はそう見ています。

ここで大切な思考ですが、必ず逆の場面も考えてください。
つまり、ワクチンが奇跡的に効果を発揮した場合や供給量が倍増した、政府が大型の財政政策を打ち出した等です。
これらがあれば更なる株価上昇も考えられると思います。

ざっとこんな感じです。
ベースの考えはこんな感じなので、ここからアクションを導きだします。
例えば旅行関連の株を売るとか、次大幅に下がったときに買う銘柄を選定しておくとか。
まあ、投資は自己責任で!

ありがとうございました。
質問があったらいつでもコメント等ください!

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