月曜日の朝
明るかった世界が急に暗くなる
振り返ればまだそこは明るい
でも戻ることはできない
薄暗い道を歩き続けるしかない寂しさ
輝かしい世界からはみ出した惨めさ
言いようのない虚無感が襲う
室内猫がクラッキングをしているよな
犬がテイルチェイシングをしているような
目の前にあるのに手が届かない歯がゆい時間
さっきまでが楽しすぎたから?
非日常が終わって現実に引き戻されたから?
旅行の帰りのような虚無感は体の自由を奪っていく
動かなきゃいけないのに動けない
時間だけがただ過ぎていく
あらゆることに嫌悪感を抱きだす
ふいに訪れる抗いのない現実が
音や目にした時計によって示される
離れていた心と体が一つに重なる
そしてまた希望があるのかわからない
薄暗い現実へ一歩踏み出す
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