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「さくら草まつり」のはずだったけれど・・。#バラの輝き⑬

今回の「バラの輝き」(短歌の会)は桜草見学でした。

日曜日に「さくら草まつり」に行ってきました。
空は青空、天気は特別に温かく、文句の言いようのない一日。
車は、広い広い秋ヶ瀬公園を進み、
「広いのねえ。近くに(浦和に)こんな広い緑の公園があるなんて~。わあ、ゴルフ練習場もあるわよ、わあ、緑いっぱい、いいところねえ」
・・・感動しながら、田島が原の桜草の自生地に到着しました。

でも、何処だろう? と、案内のおじさんに聞くと、
「今年は暖かかったからねえ、もう咲き終わりなんだよねえ」
「えっ、でも、お祭りでしょう?」
「まあ、少しは、咲いていると思うけれどね・・」
・・と遠慮がちに桜草の自生地を指さしてくれました。

いやいやいや・・それから「桜草、お~~い」と
桜草を捜しました。

ここから、桜草を捜します。
そもそも、この天然記念の桜草は、湿地というか日陰が好きだから、草の中に自生しているという事です。

やっと、見つけたよ~咲いていたよ~。
たんぽぽが可愛いいなあ。
天然記念だよ。
可愛い~。
咲いているよ、草の中。
咲き残りだよね。


心残りだけれど、もう帰ろうか?
お店でお花を買うことにします。

お腹が空いたから、出店で食べ物を買い、人々のダンスの見学です。

お祭りだから、あちらこちらで、各地の色々の踊りやら、盆踊りまであり、賑やかです。


さて、ここからは、喫茶店に移って、短歌を作りました。

〇 桜草私の好きなピンク色何を隠そう絶滅危惧種
〇 オーストリアの衣装で踊るフォークダンス老いも忘れる後期高齢者
〇 若い女一目見たさに盆踊り歳も忘れて秋田おばこの
                         天祐

〇 桜草どんな花だろう見つからず暑さのせいか散ってしまった
〇 田島が原桜草の自生地の雑草の中を捜してまわる
〇 桜草咲いていないね一面の野草はあるか捜せし人達
                        マリン

〇 春うらら車窓は夏色気分は真夏花より団子の桜草園
〇 天も地も新緑色に夏の空踊りや唄や人々浮かれ
〇 夏の空桜草祭り花はどこ夏色濃くて早々に咲きて
                       ノア

〇 雑草に咲く桜草のごとく今は埋もれし地上の星よ
                      かっちゃん

〇 雑草に埋もれ咲いた桜草田島が原の貴重な花よ
〇 主催者も戸惑うほどの初夏の陽気ヒロインのいない桜草祭り
〇 青空に赤黄緑のスカートの舞い踊るたる桜草祭り 
                         澪

〇 青春の田島が原にちょぼちょぼと半世紀経ても桜草ちょぼちょぼ
〇 田島が原の天然記念桜草雑草被えり日陰の花よ
〇 桜草なぜか哀しや春の日に背高き草の庇護にあるらし
〇 温暖化すでに咲き過ぐ桜草主役は人の踊る姿の
〇 桜草代わりに見つけしたんぽぽの綿毛の白のいとど可愛く
                          章予

お土産もあったよ。


春の日の花の命は短くて
会えぬ切なさ増すばかりなり
      ・・・感傷的になる一日だったよねえ・・。

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