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今月の1冊~2021.12

12月。今年は穏やかな年末を迎えられそう〜と思っていたのが11月の中旬から下旬にかけて。もちろん若干バタバタはするのだろうけれど、今年は落ち着いて色々準備しようと思っておりました。そうです、12月になるまでは、、、です。もう目まぐるしすぎて記憶がないというよりも、濃密すぎて振り返るのが大変です。そんな合間というか、呼吸をするためにちょこちょこ本に触れておりました。

 

読む本は数あれ、ぐっとくる1冊にはそんなに簡単に出会えない。

そんな中でも毎月1冊もしあれば2冊、自分のなかでこれは・・と思ったものの感想を書いていこうと思います。

本の要約ではないと思うので気になる方は是非ご自身で読んでください!

 

今月は、
キリンの保育園
齋藤美保 
 

キリン大好きです!おそらく動物園の中での私の好きランキング1位か2位か3位かです。ぶっちぎりの1位です!と言い切るにはちょっと知らなさすぎるのがキリンさん。この本はとある学校の図書館に入ることができて、その時に一目惚れしました。ここ最近忙しいからか、本の一目惚れ率が高いです笑 キリンと保育園という字が続けて並んでいるだけでもちょっと不思議な感じがしたし、カバーの絵も可愛いし、これは読んでみるしかないという感じで手に入れました。

この本では、キリン好きかも!で研究の世界に入って、いきなりタンザニアに飛び込んだ筆者が見つけたことを中心に書いてくれています。こんなはずじゃなかったもたくさんありながらも、素敵な現地での出会いとキリンについての発見が、まさに足で稼ぐという探究方法によって展開されていく、ちょっと冒険の書みたいな本でした。キリンが何頭かで一緒に子育てをするというのも初めて知ることができて、そしてその緩やかな方法もなるほどと思えるような感じで学びにもなり、また自然と人間の関係性について考えさせられる、しみじみする一冊です。キリンを観察するのに、車だとか電気だとか便利なものはあると良いが、キリンの立場から見るとどうなのか?という問題提起や、乱獲する理由が経済的な理由背景があったり、まだ私が行ったことのないタンザニアを舞台に色々な気づきを与えてくれる本でした。

でも何よりも私の心を揺さぶったのは、サファリについて。サファリって旅って意味なのはみなさんもご存知かと思います。なんかでもこのサファリという言葉には私が求めていた探究が本質にあることに気づかせてくれました。サファリって狩猟・探究のための旅行というスワヒリ語だそうです。旅行に行くのは必ずしも探究でもないし、探究するからって旅行に行かないといけないわけでもないなと思っていて、その関係ってなんだろうと思っていたので、キリンとはちょっと離れますがサファリという感覚があることを知ることができて一気にスッキリしました。そうなのです、何か気になることを確かめてみたい、実際に触ってみたいから、どこか旅に出る、そんな感じ。

そしてこの本にこの12月に出会えたのは、私にとって本当に運命としか言いようがないです。その話はまた今度できたら!

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