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凄い国語の先生と私が高三生の時に出会って起きた事

幼い時からやたらと国語ができた。正直何にもしなくても感覚で解けていた。なのに高三になって大学受験レベルになると全く歯が立たない。まったく解けなくなった。出来ていたものが受験期になって出来なくなるのは恐怖でしかなかった。物凄く焦った。理由さえわからない。途方に暮れた。

そこで本屋に行き参考書を見ながら、当時一番人気で売れてた本の著者である大手予備校の先生の授業を受ける事を決心した。地方に住んでいたのでホテル代込みで親に泣きついた。高三の夏のことだ。最後のチャンスの気がした。

そして夏期講習を受けて3ヶ月後の最終模試で私は全国で10番代になっていた。

感覚で解いてた私が、その先生にきちんとした解き方がある事を教わった。その解き方を使って毎日文章に触れていた。今まで何をしてたんだろう。あーーー危なかった。救われたという言葉しかなかった。目から鱗が何枚も取れていた。無事志望校に合格したのも、救ってくれたのは、国語だった。他の教科は普通だった気がするけど、国語だけは終わった瞬間、満点だと思ったのだ。

あの強烈な夏の体験から、何年も経って私は逆の立場でいる。そして生徒に先生に会ってよかったと言われる度に、ほくそ笑む。でしょー。

高三の夏あの先生に出会ってから、私は自信を取り戻し、大学に合格し、職業まで決まったのだ。

また今年も暑い夏が来る。

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