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オススメ参考書8 部分点をねらえ!

こんにちは。
予備校講師の大北あきやです。


今回は久しぶりにオススメ参考書のコーナーです。
このシリーズは常体で書いていたのですが、最近はもう敬体に統一してしまおうかと思っているので、昔のと比べてやや口調等変わってますが気にしないでくださいね。



オススメ度 ☆☆☆☆~☆☆☆☆☆


著者の一人である小倉先生とはtwitterで絡ませていただいたこともあるのですが、とてもいいかたです。そこで日頃の感謝を込めてこの参考書の紹介を・・・というわけではありません。
twitter等を見ていると、とりあえず仲良い人の本を紹介している先生など見かけますが、僕はそんなことは決してしません。評価に私情は挟みません。権威にも媚びません。その点だけは今後ともご留意していただければと思います。

この本についてはtwitterでは何度も紹介しているので今さらという感じがしますが。

タイトルからすると難問でとりあえず部分点を取るというスタンスと勘違いされるかもしれませんが、それは誤解です。

基本的には定型解法をしっかり定着していれば完答できる問題がほとんどであり、インプットを一通り終えたあと、アウトプットに使う問題集というイメージです。とは言え、インプットを終えた段階でこの参考書をやってそんなに解けなくてもみんなそんなものなのでそれほど落ち込まないでください。

採点基準が書いてあるというのも個性ではあり、良い点ではあるのですが、何より問題のセレクトと解説が素晴らしいです。解説は特に詳しく、的確です。同値記号を多用したりする難しいものではないのに、しっかりとおさえるべき厳密性もおさえたバランス感覚の良いものだと思います。
「解答への架け橋」の部分ではなぜその発想にいたるのかとおさえておくべき基本事項が的確にまとめられています。

問題数については少ないと思われるかたが多いかもしれませんが、それなりの網羅性もあり、時間をかけて完璧にするのに値するものです。


(どんな人に向いているか)

とりあえず、基礎レベルのインプットを終えた人です。ただ、多少の抜けがあってもこの本で埋められるようになっているのでそこはそんなに心配しなくて良いです。文系の数学(赤)からのルートではちょうど抜けている定型解法が良い具合に埋まったりします。

インプット寄りとは言え、この本を完全にインプットの代用にするのは少し難しめです。また、一方で定型問題が多いので、あまり型にはまっていない問題への対策として、難関校志望者はこの本のあとにもう少しやっておきたいところです。とは言え、幅広い層にとってやる価値のある本です。難関校志望者も実力が伴っていないのに難しい本をやるよりはこの本だけやったほうが良いと思います。


◎文系の数学(赤)や基礎問題精講レベルを終えた人
◎教科書+αレベルを終えた人
◎中堅校志望の人
〇難関校志望の人
△教科書レベルがギリギリわかる程度の人


(問題のレベル) 3~6or7 (10段階)

難しいところだと、赤く塗られた線分だけを通る京大の確率。横市のしっぽつきの三項間漸化式など。後者については著者からすると、型にはめず等比に帰着するという意識があればそれほど難しくないという認識なのかなと思います。
数Ⅲでは阪大の円錐の回転。これは難しいですが、チャート等にも載っている良問なのでしっかりとこなしたいですね。積分計算などはかなり基本的なところから扱っています。


(気になる点)

別解を使用して正解または途中までいったときの配点に困る生徒が多いようです。これはしょうがないことですが。また、解説が本当に良い本なので解けた問題もしっかり読みましょう。解けて満足するだけなら良さは半減します。


※参考書を批判する目的ではなく良いものを紹介する目的です。すべての参考書で気になる点を挙げています。


こちらはyoutubeでも紹介していますので是非ご覧ください。


オプスタ

僕が代表講師として立ち上げたオンラインプロジェクトです。
オンラインでコーチング、学習マネジメント、個別指導等を行っています。
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