アキヤマが住んでみた。【丸森町編】 #03
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
アキヤマが住んでみた。連載第3回目は、
第2回の最後に予告した通り、
私が勤めるラナエクストラクティブの仙台オフィスまで、
どのように出勤するのかを書いてみようと思います。
(今回は写真多めです)
丸森町で滞在している大槻屋さんから、
阿武隈急行の丸森駅まではクルマでおよそ5分です。
クルマが無いと生活できない地域だからか、
キャパシティ多めの無料の駐車場が駅前にあります。
駐車場には桜がキレイに咲いていました。
阿武隈急行で槻木駅までが500円。
槻木駅からJR線で仙台駅まで410円、合わせて910円です。
すごく久しぶりに切符を買いました。
これが阿武隈急行です。
福島駅から槻木駅までの54.9km 24駅をつなぐ鉄道です。
車内の様子はこんな感じ。
こじんまりとして良いサイズ感の鉄道です。
車窓からの風景はこんな感じ。
基本畑です。
千葉県のいすみ鉄道にもよく乗りますが、それを超える田舎。
のどかです。のどかすぎます。
こんな感じで電車に揺られること30分。
槻木駅に到着。
ここでJR東北本線に乗り換えます。
ちなみに、丸森駅で駅員さんからJRが遅れまくっているという情報をすでに聞いていました。
とはいえ、槻木駅に着くまでに遅れも解消するだろうとタカをくくっていました。そして乗り換えたのですが、たくさん人が乗った状態でしばらく停車中でした。
まあ遅れているから仕方ない、と10分くらい社内で立って待っているところで、一応運行情報を見てみようと思い、JRのアプリを立ち上げました。
このキャプチャにあるとおりアプリを見たのは、9時28分です。
目を疑いました。
「12時頃まで運転を見合わせます。」
_人人人人人人人_
> 12時頃まで <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
2時間半もこの車内で待つのか。
アニメ映画「秒速5センチメートル」のあれが頭をよぎりました。
あれはイヤだ。
そして考えました。
このまま待つと仙台に着くのはきっと13時すぎ。
会議は10時30分から始まります。
丸森に戻って、宿から会議に参加するしよう。そうするしかない。
リモートワークをフルに使える特権がここで生きました。
普通の出勤が課されていたらこの判断はできなかったでしょう。
改札口で槻木駅から先の410円を払い戻し、
槻木駅から丸森駅までの阿武隈急行の切符を買いました。
小一時間のローカル電車の旅でした。
学校に行けずあきらめて帰ろうとする高校生たちと一緒に福島行きのあぶ急に乗りました。
12時頃にJRが復旧するはずなので、
10時30分からと、12時30分からの2つの会議を遠隔で繋いで終えたら
改めて電車で仙台へ向かおうと思いました。
夕方から打ち合わせと、そのあと新入社員の歓迎会があるからです。
さすがに遠隔で参加するわけにはいかないので。
そして1つめの会議中にもう一度JRのアプリをいちおう確認しました。
目を疑いました。
「運転再開は16時00分頃を見込んでいます。」
もう仙台行けないですね。
(時間の表記、12時頃と書いてた時から変わっているし)
そして、結局クルマで仙台へ行きました。
丸森に住んでみてわかったこと。
東京だと1つの路線が不通になっても、JR/私鉄/地下鉄、その他の路線を使った振替輸送で動く方法がいくらでもあります。
しかし、使える路線が1つだとこういうことになるのですね。
1つが動かなくなると、もうどうしようもなくなる。
これこそ現地に住んでみないとわからない、実感できないことです。
電車以外の交通手段もあった方が良いですね。
クルマがあればどこにでも行けるっちゃ行けますが、
誰もが運転できるものでも無いです。
また、高齢者が多い地方で運転する人が増えるのもそれはそれで問題です。
乗ってるだけで目的地に行けるような、クルマの自動運転路線とかできたら全く変わってくるのでしょうが、実用化はまだまだ先でしょう。
なんとかしたいなと思いました。
最後に丸森の美しい風景で今回は終わりにします。
桜がキレイです。
そういえば「秒速5センチメートル」も桜が重要な意味を持ってますね。
関係あるようで、全然関係無いですが。
次回は「4月なのにどういうこと!?」をお送りします。