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教育を、止めない。アルゼンチンのオンライン授業

コロナがまた爆発的に増えてきて、今週からまた完全オンラインになってしまいました。

それに反発する親と学校が一緒になって抗議活動や子どもの学習権を訴えるビデオを作ったりしています。
母親グループでも、大統領官邸まで行進しようとか、裁判所前の外で授業したりとか、話し合っています。

グループの中で、「日本はこんなときにも外で授業やったんだ」と送られて来たのが

焼け野原で授業をする様子。

確かに、どんなときでも教育は止められないな。

小3の探求の授業で、「移民」のテーマが始まりました。
アルゼンチンは移民の国で、祖先の国籍を引き継いで二重国籍のいる人もたくさんいるから、移民の話題は自分たちのことという意識が強い。
初日は45分間、子どもたちそれぞれが
「お祖母さんはイタリアから来た」
「うちもお祖父さんとお祖母さんなイタリアから来た」
「お父さんはスペインから来た」
「スイスから来た」
「エジプトから来た」
「スコットランドから来た」
と祖父母や親の出身を叫びまくってカオスに終わりました。

二日目はプエルト・マデーロの移民ホテルや移民資料館、移民船の中の写真をみんなで見たのだけど、家族の物や家を大事に引き継ぐアルゼンチン人のせいか
「うちに同じトランクある!」
「お祖父さんに帽子もらった!」
「写真を見せたい!」
「先生!」
「先生!」
「先生!!」
「お腹すいた!」
「トイレ行きたい!」
と、またもやカオス。
きっとコロナじゃなければ社会見学とかに行っていたのだろうけど、大はしゃぎなんだろうなあ。

先生も子どもたちも、そろそろ本気で大変そうです。

好きなことを書いて好きな写真をあげているだけですが、サポートしてくれたら張り切っちゃいます。