「どこにもない背骨」(詩)
どこにもない背骨
あなたの記憶は 液体に解かれ
白く透明に波を受ける
誰も目を開けないのね
見えないことを感じない世界で
いたわりあうのには
丸い爪先でも
傷つくの
喉に染みをつくる小骨
痛みを啜って 明るく回れ
とどめが覚めない
別れは綻びの先に揺れているのに
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
どこにもない背骨
あなたの記憶は 液体に解かれ
白く透明に波を受ける
誰も目を開けないのね
見えないことを感じない世界で
いたわりあうのには
丸い爪先でも
傷つくの
喉に染みをつくる小骨
痛みを啜って 明るく回れ
とどめが覚めない
別れは綻びの先に揺れているのに
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?