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わたしの好きな映画、ジブリ編

さて、ついにこの時がやってきました。
私の人生の指針を作ったものの一つは、
間違いなくジブリです。
その作品のベスト5を決めるなんて、、、

なんて言いながら、
誰に聞かれる心配はないのに、
何故か小さい頃からジブリのベスト5を考える癖?がありました笑

なのでここに書くのはそうやって、
子供のころから繰り返し考えた年季の入ったランキングです。

さてさて。

第5位
【風立ちぬ】

何度も見ているけれど、なんとも言えない気持ちになる一作。
素直に「好き!」と思えないような、複雑な味がするので、
その理由をずーっと考えている気がします。
清々しい恋を見たと思えば、行き過ぎているくらいの鋭利さで美しさを見つめ、そして唐突に恋は妖しい空気を孕んだ愛に変容する。
いくつかの転換があり、それがあまりに静かで、見ていると壊れそうなほど脆いのに、きっと多少の破滅など意に介さない図太さがある。

うつくしさに魅せられた主人公の映画。

第4位
【魔女の宅急便】

黒猫のジジに憧れた子供でした。
猫と会話ができるなんて!最高じゃないか!
そして少女の中に芽吹いた成長の早さ!
あっという間に立派な木に育ってしまう。
絵描きのお姉さんことウルスラがとても好きです。
彼女のアトリエの様子と、おそのさんの入れてくれたコーヒーがとくに好きです。

少女が大人になる一歩を描いた映画。

第3位
【千と千尋の神隠し】

映画館で初めて見たとき、上映前の時間にエンドレスに主題歌の「いつも何度でも」が流れていて、それを聞いて泣いてしまった。
そしてすべてに魅了されて、目の中に色とりどりの花が咲いていきました。
少女の無気力が、ゆっくりと確実にうすくなっていく様子。
個性的で暗喩をまとった人物たち。
そしてやさしい風景の佇まい。
もちろんエンディングも息が苦しいほど泣きました。

生を取り戻す様子が鮮やかな映画。

第2位
【もののけ姫】

当時、映画館に二回観に行ったのに祟り神が村を襲う場面を二回とも見逃したのも、今はいい思い出。
最近コロナで映画館がふさぎ込むなか、再上映され、
喜び勇んで観に行き、やっと映画館で全てを見られました。
その事実に感動。
そして自然の猛々しさと、繊細な様子に瞬きをしたくないと目を見開いて見ました。冒頭の太鼓の音が鳴った瞬間に、「『もののけ姫』を観てる!!」と感動して泣きだしたのは私です。

ともに生きることを考える最初をくれた映画。

第1位
【風の谷のナウシカ】

私の人生の目標。最初に見た映画候補の二つのうちの一つ。
彼女のようになりたくて、彼女を理解したくて、彼女をひとりにしたくないと思いながら、今も生きています。
つよさが優しさを伴わなければ意味がないように、
優しさを保つためにはつよくなくてはいけないと感じるようになったきっかけです。
『もののけ姫』同様、コロナの流行が少しマシになった頃、映画館でかかるようになった作品。
はじめて映画館で観た『風の谷のナウシカ』は、
もう小さな画面では何百回何千回と見ているはずなのに、全くの別物のようでした。宮崎さんが「映画館でみてほしい」と願っている意味が分かりました。でも家でも見続けます笑

たったひとりの肩にかかるには重すぎるものを持っている少女が描かれた映画。


私のジブリベスト5でした。

年に一週間くらい、ジブリの再上映週間を作って欲しいものです

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