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「たゆまぬ かえり路」(詩)

たましいが 
体を放り出して
沈んでいくような 感覚だった
ほんのひと息
吸い込んだ空気に
私が含んだのは
私の奥底に横たわる
未来と同じ匂いのするものだった
いつか
いつの日か
ここへかえると知る
たましいの
呼びかけは
だから いつも 胸内で木霊する

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