「星の夜」(詩)
それでも私たちは見つめ合う
うつくしい夜だ
それを築く歌が響く
星々の歌だ
闇のあいまを踊りながら降りてくる
澄んだ音をひろくひろく広げながら
包みこまれる一夜
この夜を聞いている誰かがいますように
どうかその誰かが
この夜をそのまま飲み込んで
うつくしい夢となりますように
どうかこの夜を
明け渡す朝には目を覚ましますように
眩しいその世界とともに
起きて伸びあがり
次のこの夜へと
また
会えますように
この夜をうつしあって
また
会えますように
いつかの誰かへ
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