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はつげん (詩)

形を開いて
辺を数えて
理解したつもり
中身を測って
成分を分割して
気取ってみせる
そんなことで
与え合えるものは少ない
耕すべきは この両手
一番ひろい 平野より
はじめに触れる
真ん中の指の
地平と重なる曲線の面
それが互いの果てとなるため

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