「眩しいほう」(詩)
知りたかった
その瞳が 澄み渡って どこへ通じるのか
あまりにうつくしい日々は
枯れることもないのだろう
小鳥のように肩に触れたら
あの明るい瞳からの光を 一身に受けられたかしら
あなたは静かに 必要を案じる
足りているものを背の後ろに 崩れそうなところへと身を削る
どうしてと 問う勇気があれば
強情にも その腕を離さなければ
まだ明るかった
終わりの合図は小さなもので
私が ただ 見失っただけ
新たな光へ指した 白い指
あなたは 私の影をそっと離れ
あなたは 探さないように、と 眩しい方へ消えていった
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