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「緑の瞳」(詩)

ただ 泣きたい
感情は揺さぶられたくない
この目から
緑の瞳が失われたこと を
謝りたくて
苦しくて
さみしくて
心が少し瘦せてしまう

涙でふくらませていたいのに
こんな私を読み飛ばす
体は明日を夢見て居る
かなしみから足を抜け
寒いから あたたかな火を思え
そんなことを積み上げて
せめて見えなければと 言ってくる

いっそ 清々しく 勝手だな
私というやつの 体だな

さようなら 緑の瞳
私の愛 さらばえる


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