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お腹に荒野を飼っている

私は毎月死にたくなります。

生理が始まる前、
いらいらし始め、
はじまったらはじまったで、
今すぐ首を吊りたい、道路に飛び出したい、と思いはじめるくらい死にたくなります。
こんなにもホルモンって精神に影響するのかと毎月泣きながらその時間をなんとかやり過ごします。

本当に、毎月毎月、よくやるよ。
そんなふうに思いながら。
どうせ明日になったら平気な顔しているよ。
そう言い聞かせながら。
病院に行った方がきっと楽になるんだろうと分かっているのに、
行かないし。
面倒だから、とか、金銭面で、ということ以上に
「私はつらいです」
と誰かに説明することが私は苦手なんだろうと最近分かってきました。

「私のつらい」ぐらいならいいじゃない。
他の人のために使える時間じゃない。
そう思ってしまうのです。
なんじゃそりゃ、です。
なんで私をもっと大切にしないのか。
だって、今までしてこなかったのに、いきなりはできないよ。
たぶんそういうことなのです。

この前書いた「死にたいあなたへ」という詩は、
ひとりこの気持ちに揺さぶられている時に書きました。
誰かへの言葉では、だからないのです。
私が、私へ言った言葉です。
「死にたい」と言うに言えないのを、
よく耐えたね。頑張ったね。こうして気持ちを書いて、なんとか乗り切ろうとしている。生きようと、生きている時間を伸ばそうとしている。偉いね。
そんなふうに、自分に自分が言っているのでした。
なので出来はいいといえない詩です。

そのまま次に書いたのが「おやすみ」でした。
本当に泣きすぎて眠たくて、「助かった、、、」と思いました。
これならすぐ眠れる。
不安にぐるぐるしなくていい。
そんな気持ちそのままです。

私の詩って、本当にそのままだな、ってちょっと笑ってしまうくらい思ってることを書いています。

そのうち生理でお腹が痛いことを怒っている詩も書くかもしれません。

生理って、それぞれですが、しんどいし面倒です。

それでもこの荒野の果てに、いつかは辿りつくし、時々はオアシスのようなものもあるかもしれない。
荒野がお腹にあるなんて、それはそれで面白いかも知れない。
そんなふうに想像しながら、
また月を送るのでした。

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