「月が降りる」(詩)
月が呼ぶ
白い手が
白い声に
響きを伝って
押し当てられる
たらり
たらり、と白く
細く儚いものを
幻にしないように
月を見上げる
月よ
どうしたの
触りたかったものはあったの
月夜
静かに白く
私の頬をやさしくする
その肌を柔らかくする
泡に似て一瞬を
月がまるく
滑り降りる
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
月が呼ぶ
白い手が
白い声に
響きを伝って
押し当てられる
たらり
たらり、と白く
細く儚いものを
幻にしないように
月を見上げる
月よ
どうしたの
触りたかったものはあったの
月夜
静かに白く
私の頬をやさしくする
その肌を柔らかくする
泡に似て一瞬を
月がまるく
滑り降りる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?