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日記エッセイ『便座って、消耗品ですか?』#44(2023/7/7)

Q「ブログなどで挫折しそうになった時はどうすればいい?」

僕はおいしいものを食べて、寝てしまうと答えた。なぜならウケを狙って
書こうとすればするほど、のちのちストックが尽きたときにスランプに陥る確率が上がる
という肌感覚があるからだ。みんなは何が面白いの?ってとこまで追い詰める必要はない。まずは自分が楽しめればいいじゃないかと思う。

気楽な気持ちで日々を観察し、想像し、表現すればいい。

今日のこの質問の相談者に対して僕は一部間違ったアドバイスをしてしまったかもしれない。ここからはごく私的な言い訳の場所として読者には認知してほしい。広義で文章表現に置いてセンチメンタルは悪であるかのような表現をしてしまったとしたらそれは誤りだ。

じつは僕が文章表現を正式に教わったのは学校の文章構成法講座で、体調不良で講座を降りられるまで、その学校の教師でもあり、文芸評論家に師事していた。

その先生は、文法・文章表現として教えただけでなく、社会科学としての文章表現法を教授してくださった方なので、察するに社会科学を紐解く文章表現や読み解き方の方法論からしても、彼の清廉な精神性と対人志向としても、小説のような文芸作品などの表現ではナルシズムの傾向の見られるセンチメンタル(感傷的)な表現を嫌ったのだろうと推察する。公共性・公益性の高い情報や大事なことを伝えたいと強く願って意図的に表現する際は、その点では僕もその考え方を踏襲している。

ただし、僕が書いているのは論文でも小説でもない、いわゆる散文(エッセイ)というか、単純に書き散らしだと解釈して書いている。そういう意味では先生がご存命であったとしてこの解釈をどう思ったかは別にして、
表現としてセンチメンタリズムであっても基本的には「あり」だ。

先生はおそらくオフィシャルな文章もしくは小説のような文芸作品に限っては、ベタなナルシスト的センチメンタリズム含む感情の表出は避けるべきだという意味で伝えたかったのだ。

・・・なにを隠そう、今日この記事を書き始めるとき、僕自身センチメンタリズムにあふれた感情のまま、Noteに向かっていた。何とも形容できない感情に襲われた。そしてなによりテンポよくかけていた文が何も書けなかった。怖かった。僕自身がセンチメンタリズムを可能な限り感情の露骨な吐露を排してごく客観的に表現しようとすればするほど、ドツボにハマる。そうするともっと感傷的になっていく。出社している短い時間に内省を試みるが、なぜ自分がここまでに感傷的になっていたのかも自分ですらわからなかったのだ。なんだか表現しようとすればするほど陳腐になるので今日の話はこの辺でやめておこう。

こういう精神的不安定なときに表現はありかというとやはり、今の僕なら避ける。避けるけれども、どうしても伝えたいときは書くべきだと思う。たった今の僕がそうだ。他人の好奇の目が怖ければSNSやブログなどではなく、なんだったらチラシの裏でもなんでも私的な文として書き散らしてもいい。
誰も評価する人はいない。自分だけが投影された世界が広がるばかりだ。

感傷的になった際の対処法について僕は今日の相談者に、あるベストセラー作家でもある精神科医が勧めていた一度だけ思いだして悩みなどを書いて、最後にはびりびりに破って忘れるという方法を話した。確かに医学的にもそれは根拠のある方法論の一つには違いない。

けれど僕は思う。前述のとおり、私的公的を含む公式な見解、もしくは論文のような分析の表現において、センチメンタリズムは邪魔にしかならない。しかし、私的な散文は別だ。

ストレスが限界なとき、悲しくてどうしようもないとき、どうしても誰かにわかってほしいときには、不特定多数の目に触れるネットで表現するというのは難しいかもしれないので、どうか気を楽にしてまず第一段階としてその感情を紙に「表現」してみてほしい。もちろん、ネットを経由しなければ熱いままの怒りや悲しみ、憤りをそのまま表現して夜明けごろ見直しても構わない。なにも浮かばないときは、とにもかくにも、気負わず休もう。睡眠は思考を整理してくれる。自ずとその問題そのものが浮き彫りになり、解決法が見つからずとも、何かヒントは見えてくるのではないだろうか。

追伸:なお、普段からずっとこんな硬い考えばかりだと疲れちゃうので、どうか脳みそを柔軟にして、素直に思ったことを書きましょう( ´艸`)

<昨日の食事>
2023/7/6

<朝>
ご飯一膳
たらこのふりかけ
鯖の味噌煮缶詰0

<昼>
豆の炊き込みご飯 一膳
たいなのおひたし
麩のみそしる


中トロと赤身の漬け丼


食パン5枚
とろけるチーズ3枚

・・・やっちゃった。。。

2023/7/7

<朝> 
食パン1枚
とろけるチーズ1枚

<昼>
キーマカレー
キャベツとパプリカのサラダ
コンソメスープ
コーヒー2杯 400ml
水 2杯 400ml
コーラ 600ml


ご飯一膳
カニクリームコロッケ 2個
焼きサバ
たいなのおひたし
バナナ1本
冷ややっこ しょうがと鰹節。

<夜>
食パン一枚
チーズ1枚
ケチャップ少量

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