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本荘ごてんまりに関する資料まとめ

こんにちは。秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。

ごてんまり教室で、ごてんまりの歴史についてお話していたとき、「そういう話を今まで聞いたことがなかった。もっと知りたい」という声をいただきました。
確かにごてんまりは知名度の割に、歴史を知っている人は意外なほどに少ないんですよね。
本荘ごてんまりについて知りたい、自分で調べたい方のために、本荘ごてんまりに関する資料をまとめておきます。
ごてんまりに関する資料は、地元でしか手に入らない地域雑誌や新聞記事などが多いんです。
こういった資料が手に入るのも、地元に住む特権です。お手に取れる人はぜひ読んでみて下さいね。


○文献資料
石川恵美子「『本荘ごてんまり』の歴史と今日的課題」『由理』第四号 2011年 本荘由利地域史研究会
内容:学芸員の方が書いたかなり専門的な論考文。文章を読むのが苦手な人は挫折する可能性あり。
しかし本荘てんまりの歴史について一番よくまとめられている上に、何故「ごてんまり」と呼ばれるようになったのかについても詳しく触れられているので、本荘ごてんまりについて知りたい人には、ぜひ読んでいただきたい資料です。
由利本荘市の中央図書館に収蔵されています。

『企画展 本荘ごてんまりと全国コンクールの歩み』本荘郷土資料館編 2007年9月
内容:郷土資料館が2007年の企画展に展示した資料。本荘ごてんまりの作り手に関する記述は、この資料が一番詳しいです。
由利本荘市の中央図書館に収蔵されています。

木村与之助「ごてんまり物語」『鶴舞』第11号 本荘市文化財保護協会 昭和37年10月発行
内容:昭和29年6月から昭和39年4月1日まで本荘市役所に勤め、市の広報紙『市政だより』を担当していた筆者のエッセイ。
由利本荘市の中央図書館に収蔵されています。

高野喜代一『私記 北京 宮古島 家郷』 秋田文化出版 1995年
前述論文「『本荘ごてんまり』の歴史と今日的課題」によると、筆者の高野は斎藤ユキノ(田村正子)が市長宛に送った抗議文を作成した人物だそうです。当時のごてんまり事情をうかがい知ることのできる貴重な情報と言えます。
由利本荘市の中央図書館に高野のコーナーがあります。

新井智一『ふる里の手毬』 源流社 1990年
内容:日本全国に存在する手毬について、筆者がフィールドワークをして知り得た情報をまとめた本。
本荘ごてんまりに関するページももちろんあります。
秋田市の秋田県立図書館に収蔵されています。

○新聞記事
平成24年(2012年)3月9日『秋田魁新報』「“御殿女中説”異議あり 50年前、勘違いが通説に」
内容:石川恵美子「『本荘ごてんまり』の歴史と今日的課題」を受けて書かれた新聞記事。長らく信じられてきた“御殿女中説”に根拠がないことを、初めて地元紙が報じた画期的な記事でした。
わたしは中央図書館で見せていただきました。

○視聴覚資料
『ミルシルハッスル ゆりほんじょう 平成23年度♯2』郷土文化シリーズ①ごてんまり 2011年6月 由利本荘市教育委員会
対象:小・中学生
内容:地域の専門家が出てきてレポーターの女性に向かって解説し、それを見ながら学ぶといった内容。
由利本荘市内の公立図書館やアクアパルなどで視聴できます。

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