百人一首ツイノベ解説 #034
昔はインターネットがとても流行っていて、声も、性別も、名前も、年齢もわからない友人がいっぱいいたのに。私もすっかり年老いてしまった。いつのまにかすれ違って、失って、疎遠になってしまう。不慣れな手つきでパソコンを開く。あれほど親しかった友人達は、データだったのかもしれない #twnovel
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) March 29, 2020
No.184 融雪(百景 34番)
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) March 29, 2020
藤原興風
和歌
「誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに」
歌意
「年をとってしまった私は、いったい誰を親しい友人とすればいいのか。長寿で有名な高砂の松でさえも、昔からの友ではないのに」#百人一首ツイノべ#アキノベ #140字小説 #ツイノベ
ネットで知り合った友人は大勢いる。けれど、ネットだけの関係の人も大勢いる。10年以上付き合ってる人でも声も、性別も、名前も、年齢も知らない人がいる。不思議な縁だった。
(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)
この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。コメント、フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。
ここから先は
0字
¥ 100
改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652