2023年始まりの日に想う〈2495字〉
皆様、あけましておめでとうございます。
今年も秋しばこと、餃子犬こと、秋柴餃子右衛門こと、秋田柴子をよろしくお願い致します(長い)。
あちこちで新年の抱負が語られておりますので
ワタクシも便乗してみたのですが。
なにせ140字では書き切れず、自分への発破も兼ねてこちらへ書いておこうと思います。
さて1つめ「今年も書く」。
2022年はとにかく「数を書く」ことが目標でした。
拙作『にくきゅうのあしあと』にも書きましたが、2020年に小学館の最終候補に残って有頂天になるも、2021年は公募入賞ゼロ。そこで長編に集中しすぎたことを反省して、2022年は長編以外にもSSや短編を多く書くことにしました。
おかげで今年は光文社文庫Yomebaで2回の優秀作、noteのコンテストで企業賞など、ささやかですが入賞の実績を残すことができました。
(長編はまだ結果出てない💦)
さて今年はどう攻めるか?
「長・中編を増やしたい」というのは『にくきゅうのあしあと』でも書きましたが、昨年ひとつ気づいたことがあります。
それは「フリーテーマの小説が書きにくくなっている」こと。
かつての主戦場、SSG(ショートショートガーデン)では、コンテストの時以外は基本的にフリーテーマでした。
ところが最近は、いわゆる「お題」で書くことがぐっと増えまして。
これはこれで、自分の得手・不得手関係なくいろんなテーマで書きますから、その点はかなり鍛えられます。
ところがそのぶんフリーテーマを書く力、つまり物語をゼロから思いついて書き上げる力が落ちていることを『坊っちゃん文学賞』の時に痛感しました。
というわけで、今年の大きな目標は「フリーテーマの小説の数を増やす」と決めました。それと関連して「公募以外にも書きたいものを書いてみる」という習慣も作りたいと思います。
要は書き始めた頃の原点に戻る、ということですね。
大きな公募のほとんど(特に長編)は、ほとんどがフリーテーマです。
というか、むしろ「どんなテーマで書くか」がその書き手のカラーとなります。その力が落ちてしまうのはマズい。
2023年はそれを意識して書いていきたいと思います。
さて2つめ「電子ピアノを買う」。
これは結構意外に思われるかもしれません。音楽の話はあまりしたことがないので。
これは単純に、ひとつは「ボケ防止」(笑)
隠してもしょうがないので、ホントにストレートそのまま。
あとひとつは「自由にピアノを弾いてみたい」。
私は子供の頃、そうですね、10年ぐらいかな?普通にピアノを習っていました。先生も優しくて、ピアノの他に声楽や音大でやるような勉強もさせてくれました。
ところが私にはきょうだいが2人おりまして。この2人は別の先生にピアノを習っていました。国立を出られた本格的な先生です。
当然、2人はピアノが上手かった。特に片方は、その先生から音大を勧められるほどの腕でした。
おかげで私はいつも母から、比較されて育ちました。
「〇〇はあんなに上手いのに」
「○○は、あんたの年の時にはもうソナタが弾けてたのよ」
家中から下手だ下手だと馬鹿にされ続け(ほんとにヘタでしたが 笑)、そんな中で弾くピアノが楽しいあろうはずがありません。
でも最近、やけに思うのです。
「ピアノを弾くのが嫌だった、という記憶を消したい」と。
優しい先生のおかげで、幸いピアノや音楽を嫌いにはなりませんでした。
でもピアノを楽しむことはできなかった。
だから今からでも、下手でも構わない。ピアノは、音楽は、本来楽しいものなのだということを思い出したい。
それが電子ピアノを買いたい理由です。
それに電子ピアノなら、音を他人に聞かれなくてすむしね~(笑)
さて3つめ「ベリショ胃弱倶楽部を卒業」。
何だこれは(笑)
ベリショ、というのはベリショーズという私が属している物書き集団の略称ですが、その中で何人か、常に胃腸を悪くしているメンバーがいます。私もそのうちの一人で、数年前から胃痛と逆流性食道炎に悩まされております。
昨年は半年以上、ひどい食欲不振が続きました。
幸い、秋ぐらいから急に調子が良くなったんですが(どうやら長年飲んでいた漢方が胃を荒らしていたらしい)、できればこの状態をキープしたい。
まあ単純に、それだけの話です。
Twitterには書きませんでしたが、実はもうひとつ目標があります。
それは「ゆっくりでもいいから走れるようになること」
私は様々な整形外科疾患を抱えておりまして、3年ほど前は痛みで500mも歩けないほどでした。
立っても座っても寝ても、常に痛みに晒されていてほとほと疲れましたが、幸い1年ほど前から少しずつ改善が見られ、ここ2ヶ月ほど前から、何年ぶりかで超ゆっくりなジョグ(ほとんど歩きに近い)ができるようになってきました。
それでもまだ日によっては歩行が難しく、たとえ調子がいい日でも電車や信号に合わせて急いで小走りすることはできません。
でもこの超スロージョグができるようになったことは、私に大きな希望をもたらしました。
どんなにゆっくりでも歩行とジョグは、その姿勢からしてまったく違います。
私の身体は長い間、そのジョグの姿勢を取ることすらできなかった。
小さな段差で発生するわずかな衝撃も、鋭い痛みとなって背骨を突き抜けた。
でも今は少しずつそれができるようになりました。
もう2度と走ることはできないと思っていた身には、本当に嬉しいことです。
ジョグはすべてのランの基本中の基本です。
私は陸上部の出身でフルマラソンも走ったほど、走ることが好きでした。好きと言うか、自然すぎることというか(笑)
さすがにそこまで戻すのは難しいかもしれませんが、今はとにかく「走れるようになる」ことを目標とします。
速くなくても、全然構わない。先のピアノと同じですね。
長くなってしまいましたが、やはり言葉にして出しておかないと人間はなかなかやる気にならないので(笑)
無理せず、ゆっくりと頑張っていきたいと思います。
新年早々、個人的な呟きに長々とお付き合い下さってありがとうございました。
どうかあなたの一年が、より佳きものになりますように!
よろしければこちらもご覧下さい!