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うつ病/風呂に入れねぇー。との戦い。

あたしは今、チャレンジをしている。

毎日
シャワー、歯磨き、スキンケアをする!
と、Twitterで宣言をした。

6/29にTweetをして今日で5日目だ。

結果、完璧に出来たのは2日。

何も出来なかったのは、今日を含め3日だ。

そもそも何故そんな宣言をしたのか?

Instagramで似顔絵のモニターを10名募集します!
という記事を目にしたのだ。

好きなアーティストさんだったので、目にした瞬間にDMを送っていた。

その裏の意図には、もちろん描いてもらいたいという気持ちはあったが、自分の現状を変えるキッカケにしたい!と瞬時に思った事が大きかった。

あたしはうつ病になってから、自分の清容が難しくなった。

人間として当たり前な事が出来なくなっていった。

しかも、ここ数年で、急激に出来ない日が増えていた。

毎日シャワーをする
毎日歯磨きをする
毎朝洗顔をする
毎日スキンケアをする

これらが疎かになっていた。

だから、似顔絵を描いてもらうには
まずシャワーをして、完璧にスキンケアをして、バッチリメイクをして、着替え、写真を撮って送る必要があった。

強制力があれば出来るんじゃないかと考えた。

しかし現実は
6/25に似顔絵のモニターに当選し
身支度を済ませ写真を送れたのは6/29だ。

その間、シャワーしなきゃ、写真送らなきゃ、ちゃんとしなきゃと毎日考え、若干焦っていた。

刻々と日は過ぎて行き、焦りは日に日に増していった。

10人のモニターは秒で埋まり、他にも申し込んでダメだった人がコメントを残してるのを目にしていた。

それもあり、いつまでも写真を送れない自分に罪悪感も感じ始めた。

他の人に私の枠を回してもらった方が良いのではないか?とも、頭をよぎっていた。

でも、もう無理という気持ちと、自分の現状を変えたい!という気持ちとの戦いに勝ち
4日目にして完璧に身支度を整え、写真を送る事が出来たのだ。

凄くホッとした。

と同時に絶望も感じる事となる。

写真に写る私は人様に見せられるような顔をしていなかったからだ。

普段シャワーすら出来ないあたしの肌は、どんなに突貫工事で丁寧なスキンケアをしても、肌のキメが荒かった。

普段スキンケアを出来ないあたしの肌は、吹き出物の痕や引っ掻き傷の痕で、何ヶ所も茶色くなっていた。
それらはメイクをしても隠れずに、余計にテンションを落とした。

前ならメイクをパッとするだけでそこそこ盛れた顔面も、なんだか冴えない。

赤リップをさしてみても映えるどころか、オバさん味を増した気がした。

フェスマッサージをしっかりしても取りきれない浮腫み、重力に負けたようなだらしのなくもたつく口元に、おでこの横のシワ、何もかもが露わとなった。

角度の問題か?もっと盛れる角度はないのか?光の当たり具合が悪いのか?と何枚も写真を撮り直してもらった。

幾分マシになった程度で、これ以上はどうにもならないとの結論に達し、あたしは自分の現実を直視する事となった。

何年も、何年も、自分を構ってあげられなかったツケが写真を通して映しだされたのだ。

そして、その間、当たり前に年齢は重ねている。
うつ病という病で療養してる事なんて、年齢はお構いなしだ。

年齢というものは容赦はしてくれなかった。

あたしは哀しくなった。
その現実に酷く落ち込む事となった。

人間として当たり前な事を毎日出来ていても、年齢は確かに当たり前に重ねていく訳だが、少しは下降の線を緩やかに出来る事だろう。

歳を重ねれば重ねる程、年齢というものに争うには、当たり前の事を出来るだけでは足りなくなる。プラス努力というものも毎日する必要が出てくる。
それでやっと、もっと、下降の線を緩やかに出来るか?くらいの話になってくる。

なのに私は、何日もシャワーすら出来ないで過ごしてきたのだ。

そりゃそうか、そりゃそうだよな。
こんな顔面になるのも納得だ。

納得はすれど、ショックは隠しきれなかった。

そこでだ、
私はTwitterでこう呟く事となる。
下記、写真参照↓

毎日シャワーする!
毎日歯磨きする!
毎日スキンケアする!
と。

人前で宣言をすれば、出来るかもしれないと考えたのだ。

瑞々しかった自分を猛烈に取り戻したかったから。

人様に自信を持って見せられる見た目を
作りたかったから。

こんな自分じゃもう生きていけないって絶望したから。

でもね、似顔絵の為に写真を送った人物はちゃんとお世辞を言ってくれた。濃い色のリップお似合いです、素敵ですと。

でも、あたしはそれすらも哀しかった。

だって、自分自身が1番身の程を知ったから。

この出来事を機に、猛烈に返り咲きたいと思った。

でもね、現実はそう甘くはなかった。

毎日当たり前にするって、本当に難しくて。
昔のあたしはこれらを息をするように出来ていたのに。
って。

病の深刻さなのか、自分の甘えや弱さなのかも分からなくなった。

もう、うつ病を再発して10年を過ぎている。
ここまでくれば、薬物療法はストッパーに他ならない。
これ以上良くなることは無いと薄々は分かっている。いや、しっかり分かっている。

じゃぁどうする?って考えた時
結局最後に残るのは『気合い』しかないのだ。

だってね、頑張らなきゃ何も出来ないの。
頑張らなきゃシャワーも歯磨きもスキンケアも着替えも何もかもできないの。

だから、頑張り続けるしか、結局方法は無いんだよなって。分かってる。

それには、強制力が必要だと思った。

だから似顔絵を申し込んだし、Twitterで宣言もした。

それでも難しい。

それでも明日は来るし、時は刻々と刻まれるし、年齢も待ってはくれないのだ。

今日も何も出来ずに、『やらなきゃ』に脳が支配されたまま過ぎてしまった。

そんな日々を私は送っている。

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