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ポートレートが素敵 イチオシの現代美術家

MEET YOUR ART FESTIVALやArt Fair Taipeiなどに出展し、国内外で活動する僕が最近推しているアーティストの紹介です。

三澤亮介は1992年福井県生まれ。立教大学映像身体学科卒業後、写真家を経て2020年より現代アーティストの活動を本格化させた。コンセプトは「概念のアップデート」。映像や写真を自身のバックグラウンドに持ち、その多角的な視点を平面の肖像画に凝縮させる。シームレスにつながる線とその間をパレットのようにさまざまな色合いで埋め尽くしフラットに描き切る構成により、生きた線に区切られた美しいカラーパズルが浮かび上がる作品を描く。

【引用】美術手帖(https://bijutsutecho.com/artists/1694)

コンセプトは「概念の更新」とされていて、誰かが作ったものを素材にし、自らの手を加えて新たに更新していくというプロセスを通して作品を作っています。

作品はこんな感じ

Twitterより
(https://twitter.com/ryosuke_misawa/status/1448817320030212121?s=46&t=S5k1e4mgD6EUk6sVJLnxqw)


既存の写真や作品データを解体することによって、形成される前の本来の姿に戻し、新たに主観的に再構築していくプロセスによって作り出されます。
実際に物質としてあるものを写真によってデータ化し、再びアナログにするということです。
このメディアを往復するような独自の手法は、まさに現代の私たちを投影するかのようです。


0から1を生み出すのではなく、10を9、8、7、、、と戻していき、11にしてしまおう。
世の中にある既存のものは誰か「これで完成」としたもので、それに彼の手が加わることによりアップデートしていくというのが面白いなと感じました。

もとから美術家として活動していたわけではない彼は、写真家から転身してまだ数年しか経っていないのですが、韓国や台湾などでも活動されていて目が離せません。

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