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アイデアとゲーム

アイデア

「つづく日々の道の先を塞ぐ影にアイデアを~♪」

星野源「アイデア」という曲のサビである。

私は、彼のファンだ。

彼を知ったのはNHKの「LIFE! ~人生に捧げるコント~」という番組。

ウンナンのファンでもあったので、かなり前(毎週放送していた頃の第2シリーズくらいだと思う)から楽しみにして観ていた。

番組の中でまだ若い彼がムロツヨシ(彼もまだ若かった)や他のメンバーと絡んで、面白いアドリブをこなしていたのがとても印象に残った。

「やるな~、誰だろ?

なんて思っていたら、歌でも売れて、紅白にも出場。

さらにドラマでも大活躍!

今では押しも押されもせぬ大スターである。

私も「YELLOW DANCER」・「POP VIRUS」とアルバムを購入し、魅力的な歌に酔いしれたもんだ。

五大ドームでのコンサートにも行った。

3階席だったので、星野源は小指の第一関節くらいにしか見えなかった。

そんな彼の曲で、私が一番好きなのはこの「アイデア」である。

これまたNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌だったが、放送中はほとんど観なかった(後で総集編で観た)。

曲も知ってはいたが、アルバムではじめてちゃんと聴いた。

人にもよるだろうが、私の場合はどちらかというと、曲の好き嫌いを左右するのは「歌詞」に比重を置く傾向がある。

当時、この note を、副業(複業)をどうのという前の話だが、一時期「この先どうしたらいいか」なんて悩んでいる時期があった。

そんなとき、この「アイデア」から得たのは、まさに「人生の道の先を塞ぐ影に、アイデアで何とかすべし」という教えだった。

ヒントを探し求め自己啓発の本も多く読んだけど、どうも違うなぁ……なんて葛藤していた私にとって、すごく新鮮だった。

要するに自分の「アイデア」でどうにかすればいいんだ。

それがきっかけで、少しだけ行動的になり、いろいろあがいたり、試したりして現在に至った。

note に挑戦したのもアイデアだったのである。

今やっと微風というか、いい風を感じ始めているが、まだまだ山あり谷ありの日々は続いている。

しかし、これからもそんな柔軟な発想で、そうアイデアで「影」を乗り越えていければと思う。

星野源の今後のさらなる活躍に期待したい。


アイデアとゲーム

そんな星野源がこの曲の制作について、この人の言葉にインスパイアされたと言っていた。

その人物とは任天堂のゲームプロデューサー宮本茂。

ゲーム業界では知らない人はいない。

彼の「アイデアというのは、複数の問題を一気に解決するものである」という言葉に影響を受けたという。

ゲームを作っている時に言った言葉で、現実に何か商品を作っている時、「ひとつだけ困った」という恵まれた状態はないという。

しかし、時々たった一つのことで、あっちもこっちもよくなって、さらには予想もしなかった問題まで解決するときがある。

そういう一つのことを「良いアイデア」であるという。

これはゲーム作りばかりではなく、組織や人間関係などでも広く通用する。

このアイデアで、悩んでいることが三つ四ついっぺんにきれいになる。

宮本茂はそういう一つのことを、いつも考えているという。

この話を聞いてすごく感心した。

まさか星野源から宮本茂の話が出るとは。

後で知ったが彼もゲーマだった。

こうして書いている今でも、改めてこの歌に秘められた「アイデア」の奥深さを感じる。


そしてゲーム

この話に影響を受けた私は、ある行動を取った。

まさに任天堂つながりだが、当時気になるゲームがあった。

そう「ゼルダの伝説 BREATH OB THE WILD」だ。

このゲームが気になっていて仕方がなかったが、今まで手が出せなかった。

ゲーマーであり、自称任天堂派でもある私の視点から考えても、ゼルダの伝説でハズレはない。

しかしNintendo Switchは持っていないし、第一歩が踏み切れず、ど~うしたものかと悩んでいた。

だが、この星野源の逸話を聞いて背中を押され宮本茂のアイデアが無性に見たくなり、ハードとソフトを購入するに至る。

そして遊んだ。

プレイした感想はあえて書かないが、その完成度は伊達じゃなかった。

のちにゲーム選挙で一位に選ばれたが、納得の結果だった。

ちなみに完全攻略したくなり、久々に攻略本も買ってしまった。

Switchを持っている人は、今からでもこのゲームで遊ばないともったいない。

私みたいにこのゲームのためにハードを買ってプレイしても損しないから。

さて、その「BotW」、知っての通り今年の5月に続編が発売される。

その名も「ゼルダの伝説 TEARS OF THE KINGDOM」

様々な情報が飛び交うが、Nintendo Switchのラストを飾る名作になるのは間違いないだろう。

おかげさまで、私も何とかコレクターズエディション版とamiiboを送料はついたが定価以下で予約でき一安心した。

人気商品を定価で入手することが難しくなった昨今、転売ヤーさんもお手柔らかにお願いしたい。


何にしても、再び宮本茂の渾身のアイデアに触れるのが待ち遠しい!!


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