アキラの「上京物語」第12話

カラオケ屋さんのバイトは長続きしなかった。
次のバイト先を探さなければ。

今も有るのかなぁ?当時はコンビニにアルバイト求人誌ってのが売ってて、なんて名前だったかな?DUDA(デューダ)だったかな?とにかくわりと分厚めの雑誌にアルバイトの求人がめっちゃいっぱい載ってる。
学校が新宿だったから放課後に通えるように新宿で探す。
条件はピンクモヒカンでも働けて夏は涼しく冬はあったかい、そして自給も高い、そんな都合の良いとこないだろ~ってあったのよそれが。

テレアポのバイト。電話で声だけだから外見全く関係無し、事務所内での仕事につき暑さ寒さも関係無し、そして自給も1000円以上。
あとで知ったんだけどテレアポってギリギリちょっと法に触れてんだって、今はどうか分からないけどね。
そんな理由で正直楽な仕事なのにお金は良かった。
ただまぁ一時間に500件とか電話かけまくってマニュアル通りの文言を何回も何時間も言ってたら辛いかもね!?

ところがアキラ少年、全く苦にならずにむしろトップアポインターに何度も輝いて自給も何回昇給しただろうってくらい、結局3年くらいは続けられちゃったんす。

お陰様でピンクのモヒカンはブルーになったり緑になったり。
ただ段々と裏原系のファッションからモードっぽいファッションへと
変わって行ったのがこの頃だった。
ここで出てくるのはやっぱコムデギャルソンなんだよなぁ。
そう考えるともうかれこれ24年ファンだし、買い続けてるってことは
めっちゃ良いお客さんじゃん!ほぼ全てのゾーンのファッションにどんどんのめり込んでひたすら楽しかった時期。自然と勉強になってた。

好きな事ってやっぱ究極だなって思う。


次回に続く…

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