「トップガン マーヴェリック」観た。
原題:Top Gun: Maverick
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、モニカ・バルバロ、ジェニファー・コネリー、ヴァル・キルマー、エド・ハリス 他
上映時間:131分 公式サイト
1986年の名作「トップガン」の続編。
マーヴェリック(トム・クルーズ)が教官として戻ってきた!
オープニングから泣いた。
その後の本編にも感涙ポイントが多数。
中でもアイスマンの登場は格別の感動どころ。
マーヴェリック&アイスマンではなく、この場面はトム・クルーズ&ヴァル・キルマーだった。
咽頭がんを患った俳優への、心からのエールとなっていて泣いた。
マーヴェリックの復活劇である本作にはドラマに芯があって、前作の懐かしさに浸らせるノスタルジーに留まらない仕上がり。
トップパイロットぶりは健在で、相変わらず無茶をしがちでも亡きバディ、グースと常に生きていたんだと感じさせる心情描写が効果的でマーヴェリックのキャラ造詣に厚みが増していた。
心配が先に立ってルースターを見つめる眼差しは、父と子そのもの。
マイルズ・テラーは「セッション」テイストの師弟関係が似合う。
これは当然だけど、前作よりも女性観がアップデートされていて、そこも良かった。
フェニックスとペニーがカッコいい!!
36年を経て続編を撮影できたトム・クルーズが全編嬉しそうに見えた。
トップガンに与えられたミッションは、現代で起こり得そうな危機で真実味。
実写版「デス・スター破壊作戦」のようなミッションインポッシブル。
空中戦の映像の迫力たるや!
ものすごいスリリングで、お股がひゅっとなる。
限界を越える矜持を胸に宿した精鋭たちの空中活劇に、命を感じた。
無人飛行の割合が高くなっているからこそ必要とされる有人飛行の技術向上。
そのトップランナーであり続ける男、マーヴェリックの勇姿、燦然と!
★「トップガン(1986)」
初々しいキャストの好演が光る。
スター性を発散させる若きトム・クルーズ。
人物像が弱いが存在感を滲ませるヴァル・キルマー。
キュートなメグ・ライアンと共に印象を残すアンソニー・エドワーズ。(「ER 緊急救命室」のグリーン先生!)
ドラマは弱い。
恋愛は抜いて,マーヴェリックの成長物語に絞ってもよかったような。
胸熱の音楽とダイナミックな映像、トニー・スコットの編集が最高。
とくに何度でも見ていられるオープニングのつかみが抜群。
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