「牛首村」観た。


監督:清水崇
出演:Koki、萩原利久、高橋文哉、芋生悠 ほか
上映時間:114分 公式サイト


「犬鳴村」「樹海村」に続く「実録!恐怖の村シリーズ」の第3弾。(ストーリーはそれぞれ単独)

今回の舞台は、坪野鉱泉(富山県)。
北陸地方最凶の心霊スポットだそう。


奏音(Koki)は、心霊動画で自分にそっくりな女性を目にする。以来、怪現象に見舞われるようになり、彼女を探して富山へ。

チャラ男を放置して、一人で行ってほしかったなぁ。
その方が自分探し&過去を見つける旅路にフォーカスできただろうに。

奏音が知った真実は、大事な存在を引き離す悲劇。ひどい慣習・・・。


坪野鉱泉がなぜ心霊スポットになったのかを探るんだと思いきや、そうではなかった。

なんで牛の首?

語りすぎない過去物語は余白たっぷり。

村シリーズでいちばんストーリーが薄かった。

ひじょーに、まったり展開でホラー度も低い。

ひぃー!となったのは、エレベーターの悲鳴のみ。

芋生悠の怪演は鮮烈な印象を残しはするが、悲劇が際立って怖さよりも悲しい。

初演技で初主演のKokiも良かった。
依代(よりしろ)になってしまう憂いが伝わった。


「村シリーズ」はこれで終わりなのかな?

R18+ぐらいの強烈ホラーを観たかったなぁ。


そういえば近くの公園に「牛ヶ首池」というものがある。


名前の由来は、雨乞いのために牛首を捧げたなど諸説あり。

おどろおどろしい名前だけど心霊スポットではまったく無く、多様な野鳥がやってくる自然豊かな池。


牛さん、恐怖の連想ばっかりしてごめんなさい。



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