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『考具』 (著:加藤昌治)

#7日間bookカバーチャレンジというお題を盟友 (に、なりつつある)ハルノさんにいただきました。

7日間とか多分続かないだろうけど、そしてFacebook上での企画らしいんだけど、彼女のアイデアをここでも頂戴して、あえてnote上でやります。

というわけで🔧、いや、『考具』です。言わずと知れたベストセラーでロングセラー。15万部出てるらしいので、広告業界の人とかは知ってる人も多いかもしれない。確かアイルランドで仕事してた時代、出張で一時帰国した時に買ったんだと思うけど。今手元にはないですが、10年以上捨てずに持ってたなあ。なんでかというと、使うから。

僕は本は好きで、色々買ったり借りたり、読んだり読まなかったり(読まない本の方が多い時も)なんですが。ずっと持ち歩くのは、使うやつと、読みかえして愉しむやつと、いつまでも読めないやつの3種類。最後のやつが結構多くて、もうこれはカッコつけてるだけなんだけど、いつもカバンに入れて持ち歩くから、読んでないのにどんどんボロボロになるという。読むつもりはあるんだけどね。今はDavid Bohmの「On Creativitiy」と、「The Society of the Spectacle」(Guy Debord)持ち歩いてる。

って、なんの話やねん。

『孝具』は、完全に一番最初のやつで、使い倒しました。わかりやすく、かつ覚えやすい内容なので、持ち歩かなくてもよかったけど。

アイデアをだす、という作業をこれだけ具体的に、役に立つ形で指南してくれる本は日本語に限らず、これ以外にあんまり出会ってないかもしれない。ていうか、アイデア出しもデザイン思考も「やらないと意味がない」ので、本も一冊あればいい。

この本に書いてある「カラーバス」とか、「マンダラート」みたいなツールは、今でもワークショップとか日常の仕事で使います。怒られるかもしれないけど、勝手に人におしえてお金もらってるので、そのまま生業に繋がってる。感謝。デザイン思考の要になる「人の視点で考える」という部分も、さりげなく入ってます。

今ちょっと見たら、その後も博報堂で活躍する傍ら執筆活動も続けていらっしゃるようで、「思考することは、身体的である」みたいなこともおっしゃてるみたい。つながるなあ。共感するなあ。


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