『落下の王国』監督:ターセム・シン
フォロワーさんにおすすめ頂いていた作品。配信にはなく、しかもDVDも廃盤。
TSUTAYAにあるとわかり、渋谷TSUTAYAでようやく借りて、自宅に帰って観れました。
色彩がすでにとても強くて、どんなお話か調べずに観ましたが、
とてもよかったです。
映像美はもちろんのこと、ストーリー自体がすごく好きでした。
CGを一切使っていないと鑑賞後に知り、あのバタフライ礁も?
とすごくびっくりしたけど、
構想26年、撮影4年
世界24ヶ国で撮影、13の世界遺産
監督の自腹で制作
驚くことばかりでした。
圧巻の景色、石岡瑛子氏によるコスチューム、大迫力の撮影技術…
もちろん映像美は素晴らしく圧倒されるが
監督がこの作品で実現したかったものはあくまでストーリーにあると思う。
このお話の世界観を作り出すためにこれだけの舞台、撮影が必要だったのだと思う。
空想の世界から始まり、進んでいくが、だんだん現実の世界と交差していく。
現実に絶望し死のうとしている主人公が、同じ病院に入院中の少女、アレクサンドリアに語る壮大なおとぎ話。
いつしか自らのつくる空想の世界が現実を変えていく。
「落下」がテーマのお話。
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