見出し画像

わたしの働き方2 システムを疑う

Google formをフル活用

高3担任の2月~3月は合否結果の集約という仕事があります。わざわざ報告のためだけに登校する生徒はおらず、基本的には電話連絡となります。

生徒が億劫なこと①として、【いちいち】合否報告をしないといけない。複数大学受験していて、連日1つずつ結果がわかることも。それを毎日電話するってなかなかめんどくさい。

さらに、担任が授業で席を外していたり、高校入試の業務で外部との連絡を絶っている時もあります。こんな時に事務の方に結果を伝える生徒はほぼいませんし、事務の方もわざわざ聞きません。生徒はもう一度かけなおさないといけませんが、これが生徒の億劫その②。

ということで、なかなか生徒から合否連絡が来ず、こちらからかけないといけないことに…。日中、自宅に電話しても誰も出ない。留守電にもつながらない。勤務時間後にかけることに…。教師の億劫③

メールアドレスやSNSのID収集はだいたいの自治体でNGのはず。
これをやっている若手がいるのはちょっと(だいぶ)心配。

そこで利用するのがgoogle formです。コロナ禍で登場回数がものすごく増えた便利な道具。アンケートや小テストにも使えます。

google formの作り方は以下参照。

https://www.g-workspace.jp/googleworkspace-reference/forms/create-form/

このサービスを使用して、生徒にwebで結果を報告してもらいます。

① 出席番号、受験した大学・学部・学科を入力してもらい、

② 合否や補欠合格などの結果を選択してもらう。

作業はたったの2つだけ。スマホで合否結果を確認して、そのまま報告。ユーザーフレンドリーです。

誤解のないように述べておくと、電話連絡をくれる方がいいです。「おめでとう」と直接言えたり、「残念だけど、次の手を考えよう」とアドバイスを送ることができます。

また、この結果送信をもってすべてが完了するわけではなく、必要な生徒にはこちらから電話するなどのアクションは必要です。

さらに言えば、生徒との信頼関係が構築できてなければ、どんなシステムであれ報告は望み薄かもしれません。

しかし電話でしかアクセスできない状況で、
ずっと電話に張り付いているわけでもないのに、
生徒からの連絡の遅さを批判するのは、まだ早い。

また、これは勤務校では実現できてないんですが、
同じ手法で朝の欠席連絡も簡略化できるはずです。
出席番号、名前、欠席・遅刻、その理由、連絡した人
だいたい欠席連絡で確認する項目ってこれくらいじゃないですか?

Google formですぐに作れます。

ずる休みだったらどうするんだ!それで長欠になったらどうするんだ!  という批判はズレています。

ここでは連絡手段の簡易化および複数化が目的です。その後しかるべき時に、しかるべき立場の人間(主に担任でしょう)が、改めて連絡をとればいいだけです。

なんだったら、質問項目に折り返し連絡可能な連絡先と対応可能な時間帯を追加してもいいでしょう

朝の慌ただしい時間にとりあえず欠席の連絡だけ受けるより、お互い時間のある時にしっとり話した方がいいこともあると思います。

NG:アクセス方法が電話のみ
Better:情報収集はgoogle formで。相談・連絡はゆっくり話して。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?